スポーツ・種別・性別
パリオリンピックが終わった。
我が家にはTVが無いので観ていない。
ネットニュースで結果だけ知る日々。
元々スポーツは好きだ。
でも、いつからだろう。。。。
特にジャッジメント(判定)が介入する競技になると
途端に面白く無くなってしまう。
選手達があんなに頑張っているのに。
若かりし頃、私も夢中でスポーツをした時があった。
時代も勢いがあったので、スポンサーがついていたある全国大会で
ゲストに中国人チームが本土から招かれた。ぶっちぎりの一位。
試合の後、女子チームの方々と握手した。
見上げるような身長、盛り上がった筋肉、長いリーチ、グローブの様に肉厚な手。そりゃ、叶うわけないよな、と心底思った。
さて、アメリカ。
武道はマーシャルアーツ(Martial Aarts)と呼ばれている。
空手・柔道・剣道・少林寺拳法・テコンドーも道場があり、アメリカもしくは北米の全国大会もある。
特にアメリカは危険な国なので、護身術として小学生の時、道場に通うちびっ子は多い。一子と二子も近所にテコンドーの道場があったので放課後、歩いて通った。テコンドーは空手と似ていて型や演武、級や段もあるが、もっとキックボクシング的な要素が強くスパーリングもあった。必ず防具を使ってくれたので子どもの柔らかい頭を保護するのには良かったと思う。
高校生になったタイミングで黒帯を取った一子がニュージーランドで開催される世界大会のアメリカ女子代表チームの演武の一員として参加する事になった。
まだ、スマホがない時代。娘が出るから、と仕事場の上司に頼み込んで、仕事中にネット中継を観させてもらったら、なぜか、一子がスパーリングの試合に出場していた。有り得ないでしょ、あの体格で、と思った。
案の定、試合は一方的で酷いものだった。
160cmにも満たないアジア系女子が180cmはあろうかというゲルマン系のごっつい白人の女子相手にスパーリングの試合を行ったのだ。
どんなに娘が勢い良くパンチを繰り出しても、当たるのはせいぜい相手の胸元辺りまで。それに引き換え相手は上から長いリーチで顔面に向けて鋭いパンチを一気に振り下ろして来る。
しかも、
画像的には最高の瞬間だ。
相手の左ストレートが娘の右頬にモロに入り、娘のひしゃげた顔がカメラの方を向いた映像をスローモーションで何度も、何度も、繰り返され、実況アナウンサーが「凄い見事なパンチが入った〜!!!」と何度も言った。
涙が溢れて、観ていられなくなった。
心の中で「私の娘をもうこれ以上殴らないで!」と叫んだ。
こんなことがあったから
私はグレーゾーンの方々が女子格闘技に参加するのは反対だ。
生物学的に危険過ぎる。女子を主張するなら、もっと安全な、相手のいない種目で存分に勝負して欲しいと思う。
一子は世界大会が終わってからテコンドーを「卒業」し、今は絵の世界に没頭している。オリンピック選手たちの骨格や筋肉の動き、静止画ポーズがあまりに美しいらしい。「無課金スナイパーおじさん、めっちゃカッコ良過ぎる。」といそいそデッサンに勤しむ毎日。
平和だ。
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