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【母から届く】北海道の郷土料理『ニシン漬け』 noteはわたしの歴史本。


こんにちはnatsuです🐟


先日、故郷の両親のもとからお魚などを中心とした食べものが宅急便で届きました。
その中に入っていたもののひとつ。
そうです、NISINZUKE⭐︎です。←何故のローマ字?って感じですが
なんかカッコよく書きたかっただけです
逆にダサいのか?笑

にしん漁が隆盛を極めた時代から作られた昔ながらの
伝統的な郷土料理『鰊漬け』




昔から毎年
この時期(11月の中旬〜12月頃)になると、大きな樽で母が作るお魚と野菜の漬け物です。
祖母が生きていた頃は祖母が作っていたので
まさに、わたしの家の味、北海道の味であります。

noteを始めてから気づいたのだけれど、
わたしの実家では
北海道らしい食べ物が良く食卓へ並び
それも、祖母から(祖母より前の時代からなのかもしれない)受け継いでいるものばかりで。
ちゃんとその土地ならではの食べ物だったり習慣を、祖母や親が絶やさずに続けてきていて。
自分にも、しっかりと北海道の血が流れているのだなぁ〜って思うのです。
これは、わたしが後継した方が良いのだろうか?
むしろ、後継したい気持ちが最近生まれちゃったりしてるのです。
わたしの2023年のこの使命感は一体なんなのだろう?


『昔ながらの味』って
なんかいいですよねぇ。
時代は変わっても、変わらないもの。
みたいな?

昭和生まれなわたしは、素朴なものが大好きです。
昭和生まれは関係ないかな?笑
昔も今も、素朴な食べ物や、素朴な人や、素朴な場所とかが
なんか、好きです。
素朴って、
どこか懐かしく温かい感じがして安心します。
華やかなものへの憧れもあるけれど、
わたしは落ち着いた空間や人が好きなのかもしれません。
確実に、刺激よりも安心派ですね。笑

素朴といえば、『チョコあんぱん』というお菓子が頭に浮かんだのはわたしだけ?ですよね。
お菓子コーナーでチョコあんぱんを見つけると、思い出す事があります。

わたしは小学生の頃、
そろばん教室へ通っていました。
小学校5年生か6年生だったと思います。
ある日、友達に『今日さぼろうよっ』ってサボリを誘われて。
本当は、さぼるのが嫌だったけれど
友達に『ちゃんと行こうよ!』の一言が言えず、
(サボるのがちょっとカッコいいと思ってた)
その日は結局そろばん教室をサボリました。
心の中は罪悪感でいっぱい。

先生、待ってるよなぁ
お父さんとお母さん知ったら怒るだろうなぁ
てかわたし、そろばん嫌いじゃないし。
先生、わたしがサボった事知ったらどんな気持ちになるだろう。


優しく厳しいそろばん教室のじいちゃん先生がわたしは大好きでした
足が悪く、歩く時は杖を使っていました。
生徒たちにあだ名をつけて、そのあだ名で呼ぶ。
つまらないギャグを言って、楽しい時間も作ってくれる。
普段は、とっても怖い顔をしているのに
時々、顔の皮膚全部をクシャクシャにして大きな声で豪快に笑う。
厳しさの中に、愛を感じる。
計算を終えて先生の机までノートを持って行って、丸つけしてもらう時間が好きでした。
初めてそろばん教室へ行った日の帰り道、
わたしはマウンテンバイクに乗りながらハンドルをそろばん代わりにしてはじいてました。
そろばんが楽しくて楽しくて。
それくらい、そろばんも先生も好きでした。




そんな事を考えながら、サボって遊んでいる時間はひとつも楽しくありませんでした。
それでも
友達とそのへんでチョコあんぱんを食べながらフラフラしていると、
偶然にも姉3号が自転車で通りかかり、、、
ニタ〜っとした(ちびまる子の姉:さくらさきこがサボってるまる子を発見した時の表情を想像して下さい)顔で、こちらを見ながら家の方へ帰って行ったのです。

その時のわたしは、もうギョッとしましたよ。
まさにちびまる子がギョッとした表情です。

そろばん教室が終わったであろう時間に帰宅すると、こっぴどく姉に叱られました。
サボった事よりも、
友達でもちゃんと『ダメな事はダメ』って言わないといけないこと。
もじもじしないで、堂々としなさい!
って、喝を入れられたこと鮮明に覚えています。
でも、親には内緒にしてくれました。

自分の心に正直じゃない時間は楽しくない。
悪い事をすると必ず誰かが見てるんだなぁ〜って
幼いながらに学びました。

その10年後くらいには(だいぶかかったなぁ笑)
友達にも間違っている事は間違っている
そう伝える事ができる女の子になったのは
姉3号のお陰です。

チョコあんぱんを見る度に思い出します。

ん?
これは、鰊漬けの思い出ではなくてチョコあんぱんの思い出ですね。笑
戻りますね。


そして、
自分も大人になったなぁって思うのが
こういう食べ物(鰊漬け)が食べれるようになったり
むしろ、好きになった事。
昔は、こういうの全っっっ然、ダメでした。
歳を重ねた証拠ですね〜。


あ、それでですね?
今年は、な、なんと。
我が娘(5歳)が、婆ちゃんのニシン漬け作りのお手伝いをしたのです。
大きな大きな樽に
人参と、キャベツ、大根、生姜、麹、お塩、赤唐辛子、鰊。
野菜と鰊と麹などを何度も何度も重ねていき
最後に重石を乗せる。

婆ちゃんと孫の何ともいえない絡みもまた面白い。
なんか、この二人、相性が良いみたいで、、、仲良しなんですよね〜笑。




2、3週間もおけば、発酵が進み酸味が出てきてまろやかになり
これが何ともいい味を出すのです。
それで、馴染んだ頃に
我が家に宅急便で届いたという次第であります。
ありがたい。

お手伝いしているところを動画では撮ったのですが、ちょっと婆ちゃんの膝の湿布とか、色々リアルに映ってたりするので笑
切り取ってみました。
分かりずらくて、申し訳ないです。


一年に一回と言わず
いつでも食べたいのですが
年末にしか食べられないってところが
良いのかもしれないですね〜。
鰊漬けを作り終えた母
今度は、鮭の飯寿司を作っています。
楽しみだなぁ〜。


年末年始は、必ず実家か義実家へ行きます。
まだ色々やってもらう側ではあるけれど、いつまでも甘えてばかりはいられません。
今度は、自分がやる側に。
時間には限りがあるので、
今できる事を誰かの為にする。
誰かの為に時間を使う事も悪くない。
身近な人でも、そうじゃなくても。
noteもそのひとつなのではないかと思う。
もちろん、自分の事も大切に。


すいません。
今日はだいぶ思い出に浸っちゃいました。
いや、けっこう浸りがちですね笑

こんな風にnoteで思い出に浸ったり
日常の出来事などを文章にする事で
自分はこんな風にして生きているという
自分だけの歴史本が作られているように思います。
普段は時間に追われ、ゆっくりと浸っている暇は無いけれど
noteに書く事で
過去の自分や今の自分と向き合い
色々な発見がある。
皆さんの記事からも学びや幸せをいただき、楽しいです。
そして、しがないわたしの記事を読んでいただき
本当にありがとうございます。



これからも、よろしくお願いします。

noteを始めてもうすぐ一年。

noteが楽しいです。

そんなわたしは先ほどまで
顔中にマスキングテープを貼られ娘のオモチャにされておりました。
まつ毛のとこだけは、ダメよ。絶対。

これもまた、歴史です。
(うまいこと繋げたなと思ってる笑)

ではでは。

最近ハマってる【揚げ出し高野豆腐】
素朴♡




最後までお付き合いいただきありがとうございます🫶



明日も良い一日になりますように🕊️

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