学参編集者、地域メディア編集者・記者を経て、2022年よりブックライターや広告記事の取…

学参編集者、地域メディア編集者・記者を経て、2022年よりブックライターや広告記事の取材執筆を中心とする裏方系ライターとして活動中。発達指数(DQ)が境界域で、来年に小学校の特別支援学級への進学を控えた6歳息子の子育て中です。

最近の記事

子育ての隣に本⑥ 片付け下手&激狭な家に住む私に刺さった、本多さおりさんの本

今回は、実用書の話です。 過去に生活情報紙の編集部で10数年仕事していたこともあって、私は実用書が大好きです(特集のネタ収集にも自分の生活にも、お世話になってきました)。 気になった本は買って読み込み、自分には合いそうもないと思ったら躊躇なく手放し(家が狭いので余分な本を置く場所がないのです)、気に入った本だけ手元に置いて、何回も読み返す感じです(すぐ忘れちゃうので)。 その中で、何度となく読み込んでお世話になったのが、各メディアで大活躍中の整理収納コンサルタント・本多さおり

    • 子育ての隣に本⑤ わかった気になるのが一番怖い。『「発達障害」と間違われる子どもたち』

      『発達障害と間違われる子どもたち』(成田奈緒子、青春新書)という本のことは、新聞広告で知りました。そこには次のような惹句が踊っていました。 落ち着きのなさ、偏食、パニック、かんしゃく、強いこだわり… もしかすると、発達障害ではなく「発達障害もどき」かもしれません。 ……うーむ、これはアレなんじゃない? 「近頃の親は、子どもに問題行動が見られたら何でも『発達障害』に結びつけたがる! けしからん!」的な論調の本? そう思ってしばらくの間は遠ざけていたのですが、たまたまAmaz

      • 子育ての隣に本④ (誠実な)映像化希望!『君と宇宙を歩くために』

        最近1巻が発売されたばかりの『君と宇宙を歩くために』(泥ノ田犬彦、講談社)。 私が行った書店ではかなり目立つところに平積みされていて、版元側の「売るぞ!!」という並々ならぬ意志を感じました。 その心意気や良し! ほんとにすてきな話なので、売れてほしいです。 少々気が早いかもですが、映像化もされてほしいな。 (……と書いていたのですが、2024年1月下旬に起こってしまった『セクシー田中さん』の原作者の方の一件を受けて、「映像化されるのは、まずは物語が無事最終回を迎えてからでい

        • 子育ての隣に本③ 「動物のお母さん」がかっこいい絵本3冊

          息子も私も動物好きなので、わが家の絵本は、動物が主役として出てくる絵本の割合が高めです。 中でも私の心をつかんで離さないのが、「動物の母子」を描いた絵本。自分が母親となった今、絵本の中に出てくる「動物のお母さん」の姿には、いつもはっとさせられます。 というわけで今回は、私の大好きな「動物のお母さん」が出てくる絵本3作の紹介です。 息子のカバ好きは『ちいさなヒッポ』の影響です まずは、息子が1~2歳頃から大好きだった『ちいさなヒッポ』(マーシャ・ブラウン作・絵、内田莉莎子

        子育ての隣に本⑥ 片付け下手&激狭な家に住む私に刺さった、本多さおりさんの本

        • 子育ての隣に本⑤ わかった気になるのが一番怖い。『「発達障害」と間違われる子どもたち』

        • 子育ての隣に本④ (誠実な)映像化希望!『君と宇宙を歩くために』

        • 子育ての隣に本③ 「動物のお母さん」がかっこいい絵本3冊

          子育ての隣に本② 「ブックスタート事業」がとても良かった話

          「赤ちゃん絵本」の良さって、難しくないですか!? 今回は子どもの絵本……の中でも、子どもたちが人生の最初のほうで出会う「赤ちゃん向け」の絵本の話です。 ちなみに、皆さんは絵本の読み聞かせは好きですか? 私は大好きです! 今でも、毎晩息子にせがまれて読んでます。もともと私自身が絵本好きなので、絵本は息子との「共通の趣味」かもしれません。 とはいえ、「赤ちゃん向けの絵本」となると話は別でした! 妊娠中に書店で赤ちゃん向けの絵本を手に取ったりしましたが、どう楽しんでいいのかが

          子育ての隣に本② 「ブックスタート事業」がとても良かった話

          子育ての隣に本① 発達っ子育児中のライターが『パパは脳研究者』を再読

          初めまして。滋賀県在住のフリーライター、苗と申します。 2017年に40代で男の子を出産し、目下、子育てのまっただ中です。 現在6歳の息子は、来年の春から地元の小学校の特別支援学級に進みます。 その息子の子育てに、ずっと欠かせなかったのが「本」です。 発達の遅れがわかる前もわかった後も、子にとっても親にとっても。 息子が絵本や図鑑が好きなのはもちろん、私自身が本好き・調べ物好きなので、子育てや子どもの発達、暮らしに関する本をいろいろ手に取ってきました。 noteでは、ち

          子育ての隣に本① 発達っ子育児中のライターが『パパは脳研究者』を再読