『りんごの木を植えて』
こんにちは。
今日は、子どもと一緒に読んだ本の話。
『りんごの木を植えて』 作:大谷 美和子 絵:白石ゆか
この本は、新聞にのっていた受賞された読書感想文を読んで、
読んでみたくなり、図書館で借りました。
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二世帯住宅に住んでいる、みずほの家族とおじいちゃん、おばあちゃん。
ある日、おじいちゃんにガンの再発わかりますが、
積極的に治療はせず、
今まで通りの生活をしたいといいます。
みずほは、おじいちゃんの選択が受け入れることができず、もやもや。
そんなみずほにおじいちゃんは、
マルティン・ルターの話をしたり、
思い出の話をしたり、
お出かけしたり、
一緒にごはんを食べたり。
おじいちゃんと過ごしているなかで、
みずほの心も少しづつ変わっていきます。
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いつか終わる人生、
今まで通りの生活をしながら
家族と過ごし、
自分らしい生き方が最後までできたおじいちゃんは、
しあわせだったと思います。
本のなかで出てきましたが、
「更に生きる」と書いて、
「甦」(よみがえる)
今はいないひとの記憶がふっと甦ってきたとき、
そのひとのなかでは、
ずっと生き続けているんですね。
自分が関わったひとのなかに、
自分がそのひとの思い出のなかにいて、
ふとした時に思い出してもらえるって、
しあわせなことだと思います。
おじいちゃんの生き方、
おじいちゃんのことば、
私のなかでも生き続けると思います。
今日はこのへんで。
最後まで読んでくださって、ありがとうございます。
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