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寄り添ってくれる本といっしょに。
おはようございます。
今日は、
青木海青子さんの本「不完全な司書」の紹介。
青木さんは、奈良県東吉野村で自宅の古民家を開放して
私設の図書館の司書をされています。
この本は、青木さんのこれまでの人生、本、図書館のこと、
人との関わりなどが書かれているエッセイ。
青木さんが書かれる文章が、
私のなかにじわじわと染みわたって、
本を読むというより、
本を味わいながら読むという感じ。
選ばれることば、ひとつ、ひとつに、
はっとして、メモして、
思いをめぐらせる。
そんな感じで、
読んでは、立ち止まるのくりかえし。
時間をかけてじっくり読みました。
私も人とのつきあいは得意ではなく、
ひとに心を開くのに時間がかかる。
なんとなく、
青木さんに近いものを感じたのもあって、
青木さんのことばが心に寄り添ってくれる。
引用させて頂きたいところがたくさんあるのですが、
少しだけにしておきます。
本は「窓」のようだとつねずね考えています。
扉、ではなく窓。ドアノブを回してすぐに別の世界に繰り出せる装置ではないけれど、窓があれば今いる部屋とは違った世界を感じることができます。
窓は、外の世界の優しい風や照り返す強い日差し、雨の湿った匂いや、木々花々のあざやかな景色を部屋に届けてくれるのです。
窓のような本。
すぐに窓の外の世界にいけなくても、
窓から見える外の世界をみて、
知ったこと、気づいたことが、
自分という人間をつくり、
心の支えとなって、
そばにそっと寄り添っていてくれる。
そして、
たくさんのひとのことばに
助けられる。
青木さんの本に出会えて、
本当によかった。
青木さんにありがとうを言いたい。
今日はこのへんで。
最後まで読んでくださって、
ありがとうございます。
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ビスコッティ、せんべい
今日もよい一日を。
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