ただの非モテの生態開示(大学生編Ⅳ➂)

今回は大学4年の6月から9月頃について記す。就活の詳細については本題とあまり関係ないのでここでは割愛する。今日は酒を飲みながら入力していくので、おかしな文章がある事をご了承ください。

この頃俺は企業の人事と大学の就職課の人としか会話をしていなかった。部の仲間たちは、Uターン就活・公務員勢・早めに決まって旅に出た者・最後の秋リーグ戦のために部に残った者など色々いてなかなか都合がつかず大勢で集まる事は無かった。

そんな中、7月の初めに1年時に少人数授業で同じだった男から突然連絡が来た。男とは3年の途中まで、互いに単位取得のために協力し合っていた仲だった。野球やゼミを除けば数少ない仲間だったのかもしれない。

「久しぶり。いきなりでごめん。今就活してる4年生を集めて意見情報交換会みたいなのを開いてて次は7月XX日に開催しようと思っているから参加してみない?参加予定は男XX人、女子X人だからもしよければよろしく」

男は文化部出身で体格や表情言動もかなり控えめだった。初対面の時から、3年の終わりまで、全く変わっていなかった。正直、行動力が開花したのか?すごいなと感じた。そして、不覚にも女がいる事に動揺した。正直即答したいところだった。
しかし、母校が夏の大会で終盤まで残り、その日と被ってしまい行けなかった。後輩たちが甲子園出場まであと少しという所まで登ってきているのに応援に行かない事などあり得ない。自分たちの無念が晴らされるために、母校が強豪である事を証明するために応援しないと気が済まなかった。苦渋の決断だった。俺は誘いを断った。
非情な事に、その後決勝で1点差で負けてしまった。整列後の挨拶でスタンドに向かって土下座して泣いていた敗戦投手を見て、涙を禁じえなかった。

それから1月も経たない内に男から連絡が来た。

「たびたびごめん。合コンとかって興味ある?」

正直興味はあった。女と接点を持つ最後のチャンスだっからだ。しかし、あろうことか俺はこんな健気な仲間に疑いをかけていた。
(こんなに短期間で人格性格が180°変わって活発化する事なんてあるか?今まで3年間授業の情報くらいしか連絡してこなかったのに。何かの勧誘をしようとしているのでは?)

俺はまだ就活をしていた事もあり、その焦りも加わり断ってしまった。

その後、男はラインの名字が変わった後に突然アカウントが消えてしまった。そしてその後卒業式でも会う事は無かった。共通の知り合いに聞いても手掛かりが無かったため、どうやっても真相を確認できなかった。

最後のリーグ戦で下位に逆転サヨナラ負けして上位大会に行けなくなった事よりも遥かに後味が悪い。

余談だが、8月にピンサロに行った際に女から、
「人を好きになった事ある?」と真顔で問われ困惑してしまった。
俺の顔つきっていったいどれだけやばいのか?と思った。

俺は9月頃にやっと就職先が決まったが、彼の事が気になっていた。

もしも本人が健在で奇跡的にこの投稿を見ていたらコメント欄に何か書いて欲しい。頼む。

俺は元東都球児で経営学部経営学科の授業をいくつかお前に助けてもらった。曇りの日に植物の名前のラーメン屋に何度か行ったな。

きょうはもう寝る。


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