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乳腺の良性腫瘍を摘出した話 その7

<はじめに>
先日、乳腺の腫瘍を日帰り手術で摘出(摘出生検)しました。病理検査の結果は良性で、一連の検査は終了となりました(経過観察は継続)。その備忘録です。日帰り手術の備忘録くせにだらだら長い超大作です。

【病理検査結果とその他諸々】

手術から1か月後、病理検査の結果をクリニックに聞きにいきました。もうすっかり終わった感じになってたけど、まだ検査の段階で悪性の可能性も十分あるからね。でも、肝腎要の腫瘍は取ってあるので、気持ちはちょっと軽かったです。

針生検では「乳管内乳頭腫・異型細胞あり」という結果でしたが、病理検査では「乳管内に発生した腺筋上皮腫」という結果でした。極めて稀な良性腫瘍で悪性化する可能性もあるけれど、今のところ悪性の所見はなし、とのこと。

あんなに調べ倒したのにわからんやつ出てきよった……(怒)

カルテを必死で記録(後で検索する用)する私に、先生は「調べてもたいして出てこーへんと思うよー」と言っていたけど、ホントに何も出てこず。症例の紹介がいくつかある程度で、「乳腺の腺筋上皮種で手術しました!」みたいなブログも見つからず。仕方がないので、ふわっとした理解のまま経過観察を続けていきます。他にまだ要注意の嚢胞もあるしね。

費用については、幸い日帰り手術で済んだので、高額療養費制度を活用することもなく、がん保険を申請することもなく。医療保険の手術給付金だけは申請しましたが、入院もしてないので気持ち返ってくる程度です。

あと、あってよかったのはスロギー(下着)。一応ユニクロの前開きブラも1枚だけ買っててそれも使ってみたけど、着け心地が断然スロギー(っていうか普段からだいたいスロギー)。針生検の後、「もし入院とかなったら夫に下着の管理を任せることになるんよな」と思ってスロギーを総入れ替えしたので、私は新品を身につけていましたが、より楽ちんさを求めるなら、着古したよれよれのスロギーがベスト。今回は乳腺やったからMRIで脱いだけど、頭やったらスロギーそのままいけるしね。

あと、諸々の待ち時間に西加奈子さんの新刊とか読みたかったけど、さすがに内容がアレなので、今回は、天皇陛下の英国留学体験記の新装復刊版「テムズとともにーー英国の二年間」を読んでいました。これがめちゃくちゃ正解で、心がざわざわするときには陛下の留学体験記がおすすめです。心がきれいになる気がする。

というのが今回の出来事です。

最後に。

今回はもちろん、母のときも、乳がんについていろいろ調べたけど、やっぱり私はいつか絶対罹る気がする。リスクファクターがありすぎる。ちゃんと検診に行っててがんの疑いって言われると「なんで?」って思うけど、検診に行ってるから罹らないのではなくて、検診に行ってても行ってなくても罹るもんは罹る。ただ、検診に行っていれば早く見つかる可能性が高いというだけ。でも、それって大事なことなので、乳がんに限らず、できる範囲内の定期検診は怠らずに続けていこうと思いました。

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