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乳腺の良性腫瘍を摘出した話 その3

<はじめに>
先日、乳腺の腫瘍を日帰り手術で摘出(摘出生検)しました。病理検査の結果は良性で、一連の検査は終了となりました(経過観察は継続)。その備忘録です。日帰り手術の備忘録くせにだらだら長い超大作です。

【針生検結果】

結果を待つ間、やみくもに検索しまくっただけではなく、悪性だった場合に備えて病院のリサーチもしていました。

クリニックの先生は、不確かなこととか、未来のこととか、現時点でわからないことはあまり言わない人で、生検のときも、悪性だったらこうで、良性だったらこうで、という説明はほとんどありませんでした。ただ、そんな先生が針生検の後、「良性でも取ったほうがいいやつもあるからなぁ」とぼそっと口にしていて、それは印象に残っていました。調べてみれば、良性でも切除したほうがいいものはあって、その可能性もあるのだな、と。

ということで、今後の流れは以下の4パターンのいずれかになると想定し、それぞれの場合、次にどう動くかを考えました。

<A>良性
→検査終了。引き続きクリニックで経過観察

<B-1>良性だけど切除
→しこりの摘出手術ができる病院を紹介してもらう

<B-2>針生検でも良・悪性が判明せず
→摘出生検ができる病院を紹介してもらう

<C>悪性
→詳細な検査・治療ができる病院を紹介してもらって転院


まず、Aの場合、もうそれ以上やることはないので、良し。

ただ、いくら良性と言われても増大するしこりを抱えて生活するのは気分的にしんどい。なので、一番の希望は<B-1>。<B-2>も含めてBの場合は、先生が毎週、定期的に手術に参加している病院を紹介してもらい、先生ご本人に手術をお願いする。その病院が混んでて手術までに異常に時間がかかるとか、何らかの事情で予約が取れない場合は、自宅からアクセスが良くて、症例数の多い市内の病院(3つほどピックアップ)から、先生のおすすめのところを紹介してもらう。Cの場合は、治療が長く続くことを考え、自宅から歩いて通える某総合病院を紹介してもらう。

そして、運命の結果発表。

脇汗べったりで診察室に入ったら、「んーなんかねー、何とも言えん結果なんよー」と先生苦笑い。結果は乳管内乳頭腫で、これは良性の部類に入る腫瘍なのだけど、一部に異型細胞(正常ではない疑わしい細胞)があって、悪性とまでは言えないけど良性と言うのも……という感じらしい。

はい、<B-2>ですね。

その後の動きは頭に入っていたので、先生が「一旦様子見てもいいんやけど〜〜」と何やら言いかけたのを遮り、食い気味で「取ります取ります、すぐ取りたいです」と即答。すると「病院どうする? 自宅の近くなら○○(Cの場合の総合病院)でもいいと思うし、うち(先生が手術参加している病院)来てもいいし」と言ってくれたので、先生にお願いすることにしました。

そうと決まったら話はスムーズ。ちょうど翌日が先生の病院での手術日だったので、合間に診察の予約をねじ込んでもらい(新患なのでまずは診察から)、紹介状(といっても本人宛)も書いてもらって、では明日、ということに。

今、大きい病院の乳腺外科ってどこも混んでるし、かかりつけ医大事! 何か見つけて一からかかろうと思ったらめっちゃ時間かかるみたいよ。だからみんな、検診は普段から行っとくのだぞ。あと、これはどの科でも言えることやけど、正常なときのデータ(画像とか)を残しておくことが大事です。だから、何でもないうちから検診を。

ちなみに、この日のカルテには、「本人が摘出希望、早くしたい」と書かれていました。

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