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「エントシャイデン/entscheiden」第2章
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全ての始まり(序章)はこちら
file:2 経験者が物申す
美しいかんばせが、ふっさふさのまつ毛が影を落とす。うん、今日も美しいですね。お変わりなくて。
「デジャブが、なんだかな」
ため息をつく姿だけで絵画になりそうですよ。100年後と言わず、1年後には数千万とか桁の違う美術品になっていそうで、感嘆超えて恐怖。
ホラーかな?
ホラゲかな?
ホラー小説じゃないよ
「エントシャイデン/entscheiden」第1章
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序章の付録 閑話はこちら
file:1 やっとプロローグのようです
「おっはよーござっ、ふごっ」
すみませんすみませんすみません、朝はちょっと調子に乗ってたんです。迷惑かけないように日陰でジメジメしているので。ナメコやナメクジよりもジメジメしとしとしている自信はあります。めちゃくちゃ保湿できる湿度を保つことにおいて私の右に出る人はまあまあいるけど、そんなにいないと思
「エントシャイデン/entscheiden」閑話
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< 世界の動悸、刹那の動機 >
――時は戻って、女が渦に完全に呑まれた後の話
「あ!」
「あ゛?」
男性的だがやや高い声に血を這う治安の悪さが重なる。
「あー、いや、えーっと」
絲は言葉を選ぶために刹那から視線を外す。しかし、見ようによっては何か隠したいことがあるように取られてしまう行動だった。
刹那と凪の目つきがより鋭くなる。
「いま気がついたので、責め
「エントシャイデン/entscheiden」 序章
prologue:1
人生とは? in上空
「いや、もうほんと、何なんすかね、人生って。人生全般をさしては申し訳ない。私の人生が何なんだろうっつう、はあ、ほんと、上手くいかないものだとは思ってたっすけど、思ってたけど、バット!」
怖いもの見たさに足首へスルスルと視線を滑らせる。背景には、バッチリ高層ビルが立ち並び、遠近法で足蹴にしているかのようだ。
わあ〜、どこぞのビルを薙ぎ倒す巨大生物の
X-2号 BuchTimes
30XX/04/01 9:00
5月号 新生活に向けて
ビブリオテークを特集!
1.言葉の定義を誤ると『渦』が発生?
首都圏で新生活を送る皆さまに、改めて『渦』について最新知見とともにご紹介します。
言葉の定義を誤ると、予想外の事象が起こることがあります。定義の曖昧さが致命的な......
2.ブラックホールのような渦が生じる理由とは?
渦が生じる理由については、これまで様々な研究がな