困っていることをそのまま抱える力
こんにちは。
家族カウンセラーのひろっしーです。
今日は「困っていることをそのまま抱える力」について書いてみます。帚木蓬生著「ネガティブケイパビリティー答えの出ない事態に耐える力ー」の内容そしゃく回です。
正直まとまってないのですが、子育て支援において、今日のテーマを届けられる人になりたいなぁと思ったのでトライしてみます。
子どもとの関わり方で悩んでいる親御さんに読んでもらって、少しでも互いが傷つかずにすむ距離を見つけるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。
ではさっそく、
「困っていることをそのまま抱える力」を理解してもらう為に、その反対の「問題解決能力」について書きます。問題解決能力とは、"算数の問題が解ける"、"自分から挨拶できる"、"受験勉強に取り組み、テストに合格する"、といった「できるようになること」を目標とするスキルです。
一般的に学校教育で獲得を期待されるスキルのことです。この問題解決能力の獲得は、子どもの社会的成功にとても役立ちます。やっぱり、できないより、できる方が社会的に評価されやすいからですね。
そういった意味で問題解決能力の獲得は、とても大切なのですが、問題解決能力の獲得を促すだけでは、子育てに不具合が生じることが多いなぁと経験的に感じます。
例を挙げさせてもらうと、例えば、子どもが勉強できない時親はあれこれ心配して勉強に取り組ませようとします。でも、いくら取り組ませても勉強ができない時、子どもは劣等感を抱えたり、学校自体が嫌いになったり、親と子の感情的交流を持てなくなったりする結果を生んだりします。
こういった"できない"場面で、問題解決能力獲得の尺度のみで関わると負の効果をもたらしちゃうんですね。
そんな時求められるのが、「困っていることをそのまま抱える力」で、困りを改善するのではなく、困りから何が生まれるのか?困りにどういった意味があるのか?その曖昧さを一緒に抱え、向き合っていく関わりが親と子双方の助けになったりします。
これは具体的になにをしたらいいか定まってないし、良くなっていくという保証もないし、ややもすると育児放棄?何もしない人とも受け取られるので、そのニュアンスがとても難しいのですが、、、
(医者(や私を含む専門家)がつい口に出してしまう『一先ず見守りましょう』とも違う)
でも、家族やお子さんが抱える困難さが大きければ大きいほど、この「困っていることをそのまま抱える力」が必要になってくるなぁと私は感じてます。
この「困っていることをそのまま抱える力」をどうしたら育めるか、どうしたら届けられるか、それをうまく言葉にして表せないのが現状の私です。
でも、支援の一つのありようとしてすっごい大切だし、いずれは届けられるようになりたいなぁと思って書き留めておきます。
ここまでお読み頂き、今日もありがとうございました!!