最初の就職の話 ②

入社式を終えた後も研修が２週間ほど続きました。
自分たちが働く本社とは別に真新しい研修用の建物があり、そこで専門学校のカリキュラムの中にもあった一般教養や、ビジネスマナーなどを学びました。
各カリキュラムの区切りは専門学校の１時限に較べて長く、私はこともあろうか一度研修中に居眠りをしてしまいました（ここでは指摘を受けませんでしたが、この居眠り癖が２度目の就職の際に大きな問題に発展します）

研修も最終に近付くとこれから日々行う業務の実践となり、配属先の技術室内でパソコン入力をする中、たまたま姉の知人であった経理部長と技術課長の会話を聞いてしまいました。
「専門学校で勉強しているはずなのに、どうしてこうも敬語、ビジネスマナーのテストで間違うのかしら？」
今でもあまり自信はありませんが、ペーパーテストで謙譲語、尊敬語の遣い方の違いが多発し、そのことを研修をして下さった技術課長から指摘を受けた直後のことでした。
姉のイメージと私のイメージがあまりにも違っていて今頃後悔してる？と私はいたたまれない気持ちになり、その後、早い段階で１回目の電話欠勤をしてしまいました。