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6月はトラブルが多くなる月

来週から、6月に入りますね。

5月はどうだったでしょうか?
まだ、運動会や宿泊活動などの行事が控えていて、気が張っているかもしれませんね。

さて、6月は子供たちのトラブルが他の月よりも増える傾向にあります。

私自身の経験でも、6月はトラブルが少しずつ増えてくる傾向にあると実感しています。

●いじめ
●不登校
●登校しぶり
●体調不良
●友達同士のけんか
●教室にいられなくなる
●離席が多くなる
●無気力になる
●落書き
●暴言が増える
●友達や先生、保護者の方に手が出るようになる
●物を隠す
●物を盗む(万引き)

など、これまでトラブルがなかった子でも急にこれらのようなトラブルを起こしたり、巻き込まれたりすることがあります。


原因としては様々なことが考えられますが
多いのは

◯4月、5月は新しい環境になったり、行事があったりして緊張感があったが、緊張の糸が切れた

◯これまで頑張ってきてた疲れがでてきてしまった(無意識なことも多いです)

◯これまでは、許せた友達や先生、家族の言動が許せなくなってきた

◯学級のなかで、浮き始めてきて、居心地が悪くなってきた

◯小さなケンカが蓄積してきて、許せなくなってきた

◯どこかで無理や我慢をしていたことが、キャパシティオーバーになった

など、この2ヶ月の間での、心身への蓄積が原因になっていることがほとんどです。


状況が深刻になる前には、子供たちの様子が変わってくることが多いです。


「いつも、そんなこと言わないのにな?」

「いつもより、元気がないな?」

「攻撃的な言葉が増えてきたな」

「宿題などを渋るようになったな」

「明日の話をすると、元気がなくなるな」

など、いつもと少しでも変わったなと感じたら、子供たちの中で何か問題を抱えていることが多いと思ってよいかと思います。


そのときは、何気ない普段の会話から

『最近さ、いつもと違う様子なんだけど、何かあった?』

『困ったことない?』

『何か嫌な思いをしていない?』

と、声をかけてあげるのがよいかと思います。
その言葉で、自分の異変に気付く子供たちもいると思いますし、話をすることで気持ちが少し楽になると考えます。

もし、本当に子供たちが困っていなかったとしても、それはそれで構いません。

お母さん(お父さん)は、自分のことを見てくれていることに、気付いて安心すると思います。


状況的に、ご家庭で解決することが難しかったら、迷わず先生にご連絡をしてください。

お子様に、先生に自分で伝えられるのであればよいですが、それが心配ならば連絡帳やお電話でお伝えするとよいと思います。

そして、最後に必ず
「絶対に嫌な気持ちを取ってあげるからね」
と、安心できる言葉をかけてあげてほしいなと思います。


6月は、意識していないと、1年経っても解決しないような大きなトラブルにつながりやすいです。

勘違いでも構いませんので、意識をしていかれることをお勧めします。

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