夏休みの宿題について
夏休みが始まり、いかがお過ごしでしょうか?
楽しく穏やかに過ごしていたらよいですね。
さて、夏休みの宿題はどうですか?
学校や学級によって、差はありますが、何らかの課題が出ていることと思います。
放課後デイサービスや学童など、どこかで学習を行う時間が決められているところはよいのですが、学習する時間が全てご家庭だと、お子様の機嫌次第でなかなか進まないこともあるかもしれません。
1番避けてたいのは、
「やりたくない!」
と、ずっと宿題を放置していて、夏休み残り数日となったときに、保護者の方と喧嘩をしながら、イライラした状態で、行い、結局全てやり終えないまま登校日を迎えてしまうことですよね。
さらに、お子様が先生にも注意をされる形になってしまって、2学期のスタートが失敗体験で始まる危険もあります。
そこで、今回は、全員の方の参考にはならないかも知れませんが、宿題の取り組み方についてお話をさせていただきます。
まず、宿題を取り組むに当たって、
大切なことがいくつかあります。
一つ目は
【時間を決めておくこと】です。
急に、
「宿題やりなさい」と言っても、嫌な思いをしてしまうので、朝にでも,
「今日の宿題をする時間何時にする?」
「あなたが、だいたい〇時ぐらいだったら始められるな。と思う時間を教えて。」
と、基本的にはお子様に時間を決めさせることをお勧めします。
そして、そのときは、1日のスケジュールなどを一緒に紙に書いて、見通しをもたせるようにするとよいと思います。
二つ目は
【できる(簡単)な課題と、難しい課題とを分けておく】です。
これは、私も日々の学習で使っている方法なのですが、
難しい課題は、簡単な課題の間に挟むようにすると、やる気が落ちにくくなります。
まず、課題をお子様と一緒に確認して、パッと見で、「簡単そう」「すぐできそう」なものに印を付けます。
そして、学習のスタートは、必ず簡単な課題から始めて、次に難しそうな課題、最後に簡単な課題にすると、最後まで取り組むことができる確率が上がります。
そのときに、なるべく難しく感じる課題の量は少なくすることもポイントです。
宿題の準備として、ぜひ、簡単かどうかの確認をしてみてください。
三つ目は、
【ご褒美を決めておくこと】です。
課題が終わったあとや、休憩中にご褒美タイムが取れるようにすると、意欲が低い時にとても効果的です。
ご褒美といっても、何かを買い与えるのではなくて、お子様の好きなことができる時間を確保してあげることをご褒美としてください。
その時間は自分の好きなことに集中できるようにすると、次回課題に取り組む時、抵抗感が少なくなります。
本来ならば、
「〇〇の課題ができたら、ご褒美の時間が待ってるからね。」
と、ポジティブな言葉かけとして、使いたいところですが、
「〇〇の課題が終わらなかったら、ご褒美の時間があげられないよ。」
と、抑止力につながる言葉かけも、お子様によって効果がある場合は、ぜひ使ってみてください。
この3つがスタンダードな家庭学習をする上で効果的な支援です。
もちろん、お子様によって対応の仕方はバラバラだと思いますので、もし家庭学習のことで困っていることがあったら、お子様の様子が分かる内容でメッセージください。一緒に考えさせていただきます。
夏休み終わりのギリギリで喧嘩にならないように、ぜひ気持ちよく進めてほしいなと思っています。
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