夏休みは、漢字を覚えるチャンス
漢字に苦手意識があった子供たちもいるのではないかと思います。
日常生活でも、漢字を書けなくても、せめてよめるようにはなって欲しいと思っている保護者の方もいるのではないでしょうか。
この長期休みに、少しでも漢字が『読める』『書ける』ようになってほしいので、これまでやってきた実践例を紹介させていただきたいと思います。
また、自分の名前の漢字を書けるようになることはとても大切です。
ぜひ、まだ自分の名前を漢字で書くことに苦手意識があるお子様は、この機会にぜひチャレンジしてみてください。
※あくまで、これまでの子供たちでの成功例ですので、合わない場合もあります。
参考程度に読んでいただければと思います。
※どの程度漢字を覚えているか、確認してから始めるとよいかと思います。
今の学年にこだわらず、お子様の今の力に合わせて練習してみてください。
【漢字を書く】
①なぞる
→まずは、正しい漢字を覚えるためになぞりを行ってください。
見て書くだと、線が足りなかったり、反対に多く書いてしまうことがあります。
間違えて覚える原因は、この写し間違いにあります。
そして、人によって違いますが、だいたい4、5回なぞりの練習をすれば、形を捉えられると思います。
②自分で書く
お子様の書ける大きさのマスや行を使って、①でなぞった字を見て書く練習をします。
もし、そこでも上手く書くことができなかったら、一画目や二画目まで書いてあげるのも大切です。
自分の力だけで、書けたら何回も繰り返して練習しなくても大丈夫かと思います。
多くても、二、三回で十分ですので、書くことが作業にならない程度に書ければOKです。
③テストをする
子供たちはテスト形式の練習が好きな場合が多いです。
問題を書いてあげて、確認テストをしてみてください。
ここでは、正解して自信をもたせることが目標なので、学習したら、忘れないうちにやった方がいいと思います。
そして、大切なのは、始める前に
「第二ヒントまでで答えられたら合格」
と伝えてください。
どういう意味かというと、
もし、テスト中に、漢字が出てこなかったら、
「第一ヒントね」
→一画目や二画目まで書く
「第二ヒントね」
→三画目や分かるところまでヒントを書いてあげる
というふうに、分からなかったらその場でヒントを出してあげて、思い出す学習をしてください。
思い出せないものは、しょうがないので、すぐに確認することが大切です。
この流れ進めてみてください。
【漢字を読む】
①正しい読み仮名を一緒に確認する。
例えば
晴れ
(は)
のように、実際に答えを書いてあげて、一緒に読んで確認します。
このときに、送り仮名があれば、晴れの「は」の部分を大きく読んだり、送り仮名の「れ」を小さく読んだりして、送り仮名に印象をつけるとよいかと思います。
②お子様だけで読む
次は、大人は読まずに、お子様だけで読んでみます。そのときには、テスト形式ではなくて大丈夫ですので、読み仮名を見ながら読ませるとよいかと思います。
③テストをする
【漢字の書き】のときと同じようにテストをしてみてください。
例えば、
晴れ
( )
のように、文字が書ける大きさの()を書いてあげて、取り組ませてください。
書くことが苦手なお子様の場合は、読んでもらうだけで大丈夫です。
そのときは、読んだ答えを大人が書いて、丸をつけてあげてください。
このときも、第二ヒントまでで答えられたら合格ということを共通認識にして、
分からなかったら、第一ヒントとして、一文字目、二文字目などを書いてあげると、思い出して自身につながります。
漢字の【読み】も【書き】も必ず100点で終わることを目標にして取り組んでみてください。
また、テストは多くても10問程度にして、ベストは5問ぐらいに設定するとよいかと思います。
チラシなどの裏紙に、手書きで構いませんので、必ずテストを行って終わる習慣をつけると、覚える目標をもてて、意欲的に取り組める子供たちが多いと思います。
夏休みに、5問ずつでも、残り約20日から30日やるだけで、100文字から150文字の復習をすることができます。
この機会にぜひやってみてください。
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