鉄鋼業界の新卒採用で重視されるポイント

こんにちは、今日は鉄鋼業界に技術職として就職を目指す学生の皆さんに向けて、少しお話ししたいと思います。リクルーター採用という言葉を耳にしたことがありますか?この記事では、鉄鋼業界でのリクルーター採用について詳しくお伝えし、あなたがその仕組みを理解し、うまく活用できるようにサポートします。


鉄鋼業界のリクルーター採用とは?

まず、リクルーター採用とは何かをご説明しましょう。これは、出身大学やゼミといった人脈を通じて採用候補者と採用者がつながる採用方法のことです。この方法を活用している企業は少なくなく、例えば、石川島播磨重工業や豊田自動織機、神戸製鋼所などがあります。詳しくは、こちらの参考URLもご覧ください。

リクルーター採用のメリットとデメリット

リクルーター採用にはいくつかのメリットとデメリットがあります。メリットとしては、共通のバックグラウンドを持つ採用者が採用活動を行うため、被採用者は業務内容について気軽に質問できることが挙げられます。また、採用者側にとっては、採用にかかるマーケティングコストを抑制できることや、同質なスキルを持つ学生を比較的容易に見つけられる点が魅力です。

一方、デメリットも存在します。被採用者から見ると、一般的な選考フローとは異なるため、不安感を抱きやすいです。また、採用者側からすると、多様性に欠けた組織になるリスクがあります。同質な人材ばかりが集まることで、組織全体のダイバーシティが低下する可能性があるのです。

リクルーターとの接触を有効に活用する方法

リクルーターとの接触は、実質的には選考プロセスの一部です。「内定を与える権利は無いが、落とす権利はある」という特徴を理解し、リクルーターが気軽に話をしようと言ってきても、それは選考の一環であると捉えましょう。

私自身、学生時代には鉄鋼業界のリクルーター採用を活用し、いくつかの企業の最終選考まで進みました。例えば、鉄鋼大手では学校推薦ありで内定を獲得し、豊田自動織機では最終選考まで進んだものの、学校推薦が無いために落ちました。その他にもみずほ情報総研や日立製作所、花王、日本IBMなどでも選考を受けました。

リクルーターとしての経験

私がリクルーターとして出身大学を訪問した際には、工場見学の際に学生の案内を行い、夜の懇親会での対応もしました。懇親会が終わった後、学生を評価し、その評価に基づいて次の面接に呼ぶかどうかを決定しました。具体的には、学生をABCで評価し、C評価がつくと次の面接には呼ばれない仕組みでした。

リクルーターが採用時に特に意識している点

鉄鋼業界のリクルーターが採用時に特に意識している点について詳しくお伝えします。以下の三つのポイントを抑えることが重要です。

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