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桂枝湯
はじめに
私の母が登録販売者の資格を撮った影響で、私自身も美容と健康について少し勉強しているので、その分野についても勉強がてら書いていければ良いなと思っています。
桂枝湯について
ゾクッと寒気がして微熱、頭痛のする風邪の引き始めに用いられる漢方です。風邪の引き始めには葛根湯が用いられることが多いですが、比較的体力がなくて、汗の出せる状態の人にはこちらの方が向いているかもしれません。風邪の予防に飲むのも良いので、家に常備しておいてもいいかもしれませんね。胃腸が弱い方にいもオススメします。
構成生薬
桂皮(ケイヒ)
芍薬(シャクヤク)
大棗(タイソウ)
甘草(カンゾウ)
生姜(ショウキョウ)
用途・適応な体質
風邪の初期
虚弱な人
汗が出る人
生薬ごとの説明
桂皮
別名シナモンやニッキとも言われるスパイスの一種で、体を温めて気を巡らしたり、独特な風味で胃を強くする作用を持っています。なんだか気分がムカムカしていたり、冷え症な方にオススメです。生姜ほど発汗作用は無いので、体温を発散させることなく温めることができます。
芍薬
芍薬は5月ごろに咲く、ボタン科の花の一種でこの茎は生薬として使用されています。主に血を補って、血の不足による炎症を抑える働きをしていて、月経痛や頭痛を和らげてくれる作用があります。また、甘草と合わせると痙攣を抑える薬にもなります。私は個人的にこの花が好きで花屋で見かけるとたまに買って家で飾っています☺️匂いもすっごく良いです!
大棗
タイソウと読みますが、ナツメの果実の事を指します。甘くてヘルシーなので最近では、ドラックストアでなつめチップスを見かけることが多くなった気がします。中医学では、気と血を補ってくれると考えられていて、なんだか気持ちに余裕のない人、食欲不振や不眠症不安感のある人に向いています。胃腸の調子が悪い方にもオススメです!私はそのままかじるよりも、シロップにつけて味の出たナツメが好きです。
甘草
子供用の飲み薬や市販のお菓子などの甘味料としても使われる甘草は、体の炎症を抑える働きをしてくれます。ただ接種しすぎると、偽アルデステロン症という浮腫みやすい副作用が出るので注意が必要です。中医学では、胃腸の気を補って機能を高めてくれたり、咳や痰を鎮める働きがあるそうです。
生姜
ショウキョウと読みますが、内容はショウガと同じです。体を温め、多めに摂ると汗を出しやすくしてくれます。汗が出ると、体が冷えちゃうので、汗がかけている状態の人は少量にとどめておきましょう。胃腸の調子を整えて、食欲を回復させたり、殺菌作用も期待できます。
メモ
中医学の考え方として、風邪を引いた時には上がりすぎなければ基本的に身体は温めたほうが良いです。この体温の上昇には、自身の治癒力による免疫反応であり、ウイルスを殺す役割があると考えられているためです。
ぜひ、昼夜の寒暖差で風邪気味だなと感じた際には、桂枝湯を試して見てはいかがでしょうか!
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