親友の彼氏を好きになれない_2
僕の親友Rと連絡が取れなくなりました。
Rも僕も、どちらかにパートナーがいるときには必要以上に連絡を取りません。しかし、1か月もLINEが既読にならないことに不安を感じた僕は、推測を立てました。
1.何らかの事故でスマホが壊れてしまい、連絡先がなくなってしまった。
ひと昔前ならよくあった出来事ですが、近年のスマートフォンにはバックアップという機能があります。良くも悪くも、一度保存したデータはそう簡単にはこの世からなくならないのです。表面上削除しようとも、どこかには残っているのです。まるで部屋に落ちている陰毛です。あいつらは何度掃除しようが現れ、来客時に限って日の目を浴びようとしてくるのです。すみません、話が逸れました。ということで(?)、この可能性は低いと考えられます。
2.LINEが届いたことに気づいていない。
LINEの通知が999件になっているタイプの人ってたまにいますよね。会社でもメールボックスに未読のメールをため込んでいる人をよく見ますが、あれは何ですか(怒)?そういう奴はポストの中がチラシでパンパンになっていて、スーパーで買い物してもレジ袋に入れたまま放置して、トイレットペーパーを交換したら芯をそのまま残すんですよ。Rがそういうタイプの人間である可能性はないとしておきましょう。
3.何らかの言葉が彼女の癇に障り、絶交された。
文字でのコミュニケーションは意図せず相手に不快な気持ちにさせてしまうことがあります。高校2年生のころ、友人に「ありがとう😊」とメールを送ったところ、1週間無視されたことがあります。友人いわく、絵文字1つで送ってきたことが気に食わなかったそうです。(😊👍ならセーフだったのでしょうか。気遣った1週間返せ。)
また話が逸れましたが、今回僕から送ったメッセージは単に食事のお誘いです。彼女の癇に障りそうなことは言っていないはずです。
4.恋人から異性の連絡先を消してほしいと頼まれ、それに応じている。
結果から先にお話すると、Rは彼氏からのご要望にお応えして異性の連絡先をすべて消去していました。LINEはもちろんのこと、InstagramやXといったSNSもすべてフォローを外し、完全に男性とのかかわりを絶っていたのです。(そのことを僕が知るのはもう少し先の話なのですが。)Rのことをとても好いてくれている彼氏と聞いていたので、大方そうだろうと思っていました。
僕は、束縛するパートナーのことはあまり好きではありません。お付き合いしていようが所詮は他人同士ですし、相手に何かを強制する関係でいたくないのです。こと友人関係については、よほど好ましくない友人関係でない限りは深入りしません。本人とその相手が時間をかけて構築したコミュニティを、部外者の僕が意見するのはお門違いだと考えています。そもそも、束縛までしないと浮気する可能性があるヤツは、遅かれ早かれ浮気しますよ。さっさと浮気させたほうが自分にとって得です。
とはいえ、彼女がそれに応えているということは、彼氏の性格はさておき、Rにとっていい出会いだったということです。僕から彼女に連絡することをやめてさらに数か月経ったころ、Instagramでとあるメッセージが届いたのです。
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