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通訳者はどうやって通訳者になったのか-後半

こんにちは。日英フリーランス通訳者のかぴまるです^^

前の記事で通訳者になるには通訳学校なるものに通う場合が多いと書きました。そして厳しい訓練を受けます。最初は逐次通訳から学び始めることが多いです。

逐次通訳とは、話者が話している間はメモをとり、話者が止まったら通訳をするスタイルです。大谷選手の横にいる通訳の水原さんでしたか(?)を想像していたらけると分かりやすいと思います。

逐次通訳の次に同時通訳を学びます。同時通訳とは、ヘッドセットやイヤフォンで話者の声を聞きながら、重ねて同時に訳していくスタイルです。通訳者は通訳ブースに入っているか、ブースがない場合はパナガイド(トランシーバーのようなもの)を持って生で音声を聞きながら同時通訳します。

同時に聞きながら話す同時通訳の方が一見難しそうに見えるのですが、実は逐次通訳、とても難しいです!!「通訳は逐次に始まり逐次に終わる」とよく言われます。「逐次通訳ってただ聞いてメモとって訳すだけでしょ?難しくなさそう!」と思うかもしれませんが意外と難しいんです><!!日本語のニュースを1分メモをとってそのまま同じ内容を日本語で繰り返すそうとすると擬似体験できます。よかったらチャレンジしてみて下さい^^!

入ってくる言語が英語になるとさらに負荷がかかります。書くことに集中したら話が入ってこない!聞くことに集中したらメモが取れない!メモが追いつかない!字が汚くて後から読めない!。。。そして訳そうと思った時には最初の内容を忘れてる!Σ('◉⌓◉’)
訓練を始めた頃はこんな感じでした。

そんな訓練を通訳学校で行います。あらかじめ次回の題材が教えられ、出てきそうな単語などを予習しておくことが求められることが多いです。通訳学校は専門学校のように全日通うのではなく、仕事をしながら週1〜2回平日の夜や土曜日などに通う場合が多いです。それ以外は大学院で通訳を学ぶという方法もあり、その場合は学生なので基本全日です。

通訳学校を数年(時には10年ほどかかる!)、大学院の場合は通常2年かけて卒業し、晴れて通訳者となります、、、(?)

なぜ(?)なのか。。。その続きは次回書きます。

またね^^


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