リベンジ健康診断〜ジャッジメントデイ〜
どこにも旅行できない僕が始めた旅行のために出来ること④〜
要再検査と言われてから僕はひたすらに、毎日のジョギングと朝バナナヨーグルトとサバwithベジファースト、そしてノーモア砂糖を続けていた。正直、医者からの強烈なパンチがなければこんなことは続かなかっただろう。
そして迎えた一ヶ月後のリベンジ診断。僕は前回ノーマルの健康診断を受けたところと同じ場所で受けることにした。受付を済ませるためにホールを歩いていると何故か何も悪いことをしていないのに、ものすごい人の目が気になる。なんだかみんなこちらを見て、あーあいつ絶対再診だよ。そりゃそんな体してたらなるよね〜なんて誰も言ってないし、なんなら視界にすら入っていないはずなのに、ここにいる全員が僕を見てそう考えているように思えてしまう。
そんなネガティブな妄想を振り切るように僕は受付に急いだ。受付では慣れた感じで手続きを済ませてくれる。それが終わったら今度は着替え。スーパー銭湯にありそうな上下揃ったパジャマのようなモノに着替え、しばし名前が呼ばれるまで椅子に座って待つ。しばらくして名前が呼ばれた。「〇〇さ〜ん、3番までおこしくださーい。」とうとう来た。緊張の一瞬だ。とにかく今日僕はとても不名誉な称号である糖尿予備軍というネガティブステータスを返上しなければならない。手に汗握りいざ戦場に向かっていく。
まずは、体重と身長、そして腹囲を測る。おいおい最初からクライマックスじゃねーかと思いつつ言われたように身長と体重が同時に測れる計測器に乗る。意味がないことはわかっているがなぜかそ〜っと乗ってしまう。そ〜っと体重計に乗ったことが功を奏したのか、なんと6kgも体重が減少していた。心のなかでガッツポーズをとりながら、表向きは何事もなかったような涼しい顔を演じている。
そして血液検査。再びクライマックス感に緊張が走る。この結果は検査の後日になるまでわからない。つまり後日までハラハラしながら過ごさなくてならない地獄の所業。しかし今の僕にはサバ缶パワーが付いている。サバ効果で僕の血液は淀むことのないサラサラ状態になっていると信じ込み、プラシーボ効果も狙っていく。そして血圧。これもまた４０代を超えてくると厳しい数値を突きつけられるやつだ。しかしなんと２０以上も高血圧値が下がっており、なんと正常値へ。うわーサバ缶すげーと思いつつ、このあとも検査は続いていく。そしてすべての項目を終えて、最終審査もとい最終診断に挑む。
診断室で待ち構えるお医者様と対峙する。医者は一言も発せず、ジーッと僕の検査結果を舐めるようにみている。そしてついに口を開き最終審判を下す。「うん、どこも悪くないね、ていうか６kgも体重落ちてるけど、もしかして減量したの？血液検査の結果も申し分ないし、もうちょっと絞れたらいいけど、一ヶ月で６kgは落としすぎだから気をつけてね」。キタ〰＼(^o^)／、やりきった、俺お疲れ！！完勝！！
読んでくれた人へ
今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)
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