ビジュアルシンカー〜視覚思考者とは 後編
前編はこちら
はじめに
前回はビジュアルシンカー(視覚思考者)について私の考察を交えて書かせていただきました。
今回はその続きです。
あなたご自身が視覚思考者なのか言語思考者なのか、簡単にチェックすることが出来ます。
次の項目では、ビジュアルシンカーチェックリストをご紹介します。
ビジュアルシンカーチェックリスト
「視覚空間型思考判定テスト」の以下の項目に「はい」「いいえ」で答えてみましょう。
大体の人は明らかな言語思考者と明らかな視覚思考者の間のスペクトラム上にいます。
ちなみに私は18個中4個当てはまりました。
かなり言語思考者寄りのスペクトラム上にいることが判明しました。
ビジュアルシンカーとASDの関連性
「ビジュアルシンカーの脳」の著者テンプル・グランディンはASD(自閉スペクトラム症)の動物学者です。
ASDの方の中には右脳優位で視覚思考者が多いと言われています。
ビジュアルシンカーの方はディスクレシア(難読症)の方も多いようです。
インテリアショップのIKEAの説明書は、ほとんど絵だけで組み立て手順が書かれて下り、文字の説明がありません。
言語思考者にとっては不親切極まりないのですが、視覚思考者にとっては最も分かりやすい説明書なのだそうです。
IKEAの創業者がディスクレシア(難読症)だったとの事で、この説明書になったのには納得です。
ビジュアルシンカーと天才
ASDの中にはサヴァン症候群という天才型の人がいます。一度見た風景を写真のように細部まで記憶したり、床に落ちた無数の爪楊枝を瞬時に数えることができるというような能力を持っている人のことです。
そのような能力は、主に右脳が司っているそうで、左脳優位の人は普段その右脳の能力を左脳が抑制しているために、上手く活かせないだけとの説もあります。
ビジュアルシンカーの中にASDの方がかなりの割合いると考えると、ビジュアルシンカーの中に天才と呼ばれる人がいると言う仮説を立てられます。
明石屋さんまさんやダウンタウン松本人志さんなどは、ご自分でも直感型でありイメージで考えたり記憶したりするとおっしゃっています。
(ここで明石家さんまさんや松本人志さんが天才か否かと言う議論は差し控えさせていただきます)
天才と呼ばれる人は、左脳と右脳を繋ぐ脳梁が発達しており、右脳でひらめいたアイディアやイメージを、左脳が上手く言語化することが出来るそうです。
ちなみに、脳梁の太さは男性より女性の方が太いようです。
まとめ
今回、「ビジュアルシンカーの脳」という興味深い本を知り(まだ手元に届いていないため解説動画を見ただけの聞きかじりの知識なのですが)視覚思考者についての記事を書かせていただきました。
お子様やご自身の発達特性や思考の傾向など、理解する手立てになれば幸いです。
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