見出し画像

#4 リケジョじゃなければもっと楽だったかも

こんにちは、さくです。
今日はわたしが学生時代から理系を選択し続けて後悔したことについてお話しさせていただきます。

学歴・職歴

高校:(自称)進学校の理数系学科。
   ここから理系人生の始まり。
   クラスの男女比はまだ半々くらい。
大学:国公立大学の工学部。化学系を専攻。
   ほぼ男。女の同級生は片手で数えられるほど。
大学院:大学に引き続いて進学。生物専攻。
    就活したくなくて進学したがこれが人生最大の過ち(だと今になって思ってる)。
就職:総合化学メーカー。ほぼ男。同世代の女は自分含め2、3人。

高校〜理系人生のスタート

捻りも何もありませんが、数学と理科が大好きだったからです。
両親が理系だったため能力的な遺伝もあったと思います。(兄弟もみな理系)
クラスの女の子も9割が理系に進んだので、理系女子のマイナー加減について聞いたことはありましたが一昔前の噂程度だと思っていました。

大学〜妥協で選んだ工学部、化学科

受験期、本当は理学部(学問としての理系科目の勉強)や工学部でも物理学科や電気学科に進学したく考えていました。
しかし赤本を見ると、昨年の合格者は160人のうち女性は1人程度。
そこで初めて、ガチリケジョ(理工系)のレア度に気が付きました。
流石に1/160は不安なので、女性の入学者の多い化学系の学部を選びました。
ここで初めての妥協。

ちなみに高校の女の子の同級生は大半が医療系に進みました。
そっか〜〜!!医療系も理系なのか!!!!
医療系だけには行くまいと幼き頃から決めていたわたしは、やむを得ず超少数派へとなりました。

大学院〜やりたいこと迷走期

やりたい道に進もうとするとどうしても女の子が少なくなる
それは大学に入ってからもずっとでした。
研究室選びも例外なく。

わたしがまたまた心折れたのは、ある研究室に興味を持ち見学に行ってみたときのこと。
教授も研究内容もすごく面白そうでしたが、
「もしかしたら研究室内で居づらく感じるかも」
と仲良しの助教の先生に教えてもらいました。
理由を聞くと、今その研究室には女性がおらず現役メンバーたちは「女がいないと楽だわ!!」とそれを楽しんでるらしいとのことでした。

結局研究室は1番女性が在籍している研究室に決めました。
(といっても研究室には女性は3人しかいませんでしたが)

就職〜女の子苦手なリケジョとなる

就職は、自身の専攻が活かせるところに決めました。
でないと、大学院まで行った意味がないと思ったからです。
せっかく6年も勉強したんだから、それなりの価値を生み出せる存在にならなければという圧力を自分に課しているところもあります。

そんなわたしですが、就職にあたり女がいない環境に飛び込むことに関しては特に抵抗はありませんでした。
むしろ、大学時代に変わった女性と関わった影響で女性に対する苦手意識さえありました。

女が少数のコミュニティでは、女同士で集まってるのが当人にとって良いと思われる偏見があります。
ですが実際はそんなことありません。
自分に対するブーメランで非常に心苦しいのですが、ガチの理系に進んでる女なんて変なやつしかいないです

長い間恋愛相談うけ、彼女と対象の彼との間を繋いだ経験がありますが、
彼女はその彼とうまくいった途端にわたしに嫉妬の目を向け始め、
彼と一度世間話をしただけで2週間ほど無視され続けたこともあります。

ある彼女には、女友達枠として束縛され、
わたしの予定や友人関係の把握、どこへ行くにもついてくる、
そしていつの間にか服やらメイクやら趣味まで真似されていて怖い思いをしたこともあります。

こんな経験からわたしは、どちらかというと女性が苦手で、
気負わずに関わり合える男性とのほうが過ごしやすくなっていました。
長くなりましたがこんな理由で特にためらいもなく理系職を選択しました。

今~リケジョ人生詰

性被害に遭った今、
リケジョって詰んでるやん!!!!が今の気持ちです。

事件後わたしは男性に対して恐怖心を抱くようになってしまいました。
そんな中男性9割の職場で働くのはすごくエネルギーを消耗します。

転職活動をしようにも、高校時代からかれこれ10年以上理系の学問をしてきました。
理系以外の資格なんて持ってません。
わたしは化学の仕事がしたくて選びました。
でもその環境はまだ女性進出が進んでない

新たに勉強すればいいだけの話ですが、
これまでの10年は、たった1年と少しの実務経験を積むためだけに頑張ったわけではありません。
勉強したことをほとんど生かせないまま新たな道に進むのは、過去の自分の努力を無下にしているような気がします。

というか、女性が大学院に行くこと自体、現代では無理なんじゃないの!!
好きなだけ勉強させてもらえたのは嬉しいしとてもいい経験でしたが、
結婚・出産を考えるとキャリアを諦めざるを得ない場面もありますよね。
ただでさえ女性進出がまだ少し難しいとされる時代なのに、追い打ちをかけるような性被害!
うちの会社では、わたし年代はこれから活躍する女性のパイオニア的存在とされていますが、わたしにはとても荷が重かった!!!


愚痴っぽく長くなってしまいました。
またリケジョについては考えてみようと思います。

(ノートについて、考えすぎて書けないようになってきたので、
これからはラフに書いていきたい。)

さく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?