小さい頃に痛い思いをしないから、危ないってわからないんだよ!
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
今、小学校2年生の図工ではカッターを使っています。学校でいろんな考えがあったのが、「カッター使わせるときに、軍手を使わせるかどうか問題」!
怪我予防のために、紙をおさえる手に軍手!
これは、4年生から始まる彫刻刀の指導でも行われています。紙や板をおさえる手に軍手をはめる。そうすることで、手が滑ったり、少々おさえ方が悪くても、軍手が守ってくれて、怪我を予防できるメリットがあります。(利き手はカッターや彫刻刀を持つ手が滑るのではきません。)
「そんなことをするから、小さい頃に痛い思いせず、刃物が危ないってわからないんだよ!」
これは、小学校で軍手をはいて怪我予防をしているという話をした時の中学校の先生の言葉だそうです。小さいうちに、ちょっとした怪我を経験することで、正しく刃物を恐れるようになる…。過保護にして、その機会を奪ってしまうのはおかしい!…そういう意見です。
私の見解は…
低学年のうちは、軍手ありでいいのかなと思います。そもそも、刃物を使う経験はハサミぐらい。カッターという新しいタイプの刃物で、初体験の子どもたちにとっては、力加減や角度など使い方が難しいです。だからこそ、初めて使う低学年では軍手で手を守り、3年生以降は軍手なしに移っていく。
4年生で登場する彫刻刀も、初体験の時は軍手ありで、慣れてきたら外していく感じでいいのかなと思います。
皆さんは、どう思いますか?
「確かに、少し過保護かな…?自分たちが子供の頃にはその発想すらなかったな。」とも思います。今って、昔では考えられないくらい過保護ですよね。低学年だと、子どもだけで公園に遊ばせることすら心配でさせていない家庭がたくさんあります。危険から、とにかく遠ざけようという風潮がありますよね。確かに子どもたちは安全に過ごせるかもしれないけど、圧倒的に体験が不足している感じます。だから、ちょっとした怪我は覚悟で過保護にしないほうがいいのか…?
でも一方で、最近の子は、手先が不器用な子も多いし、手の力も弱くなっているように思います。(鉛筆もB、2Bを使いましょうと変わっていますよね。)やっぱりそこは配慮としてあったほうがいいのか…?
皆さんはどう思いますか?
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