お前には、個性がないんだよ!
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
先日、毎週観ている『晩酌の流儀3(テレビ東京)』でこんな回がありました。
後輩の社員(葵)に、酔った勢いで絡まれる先輩(島村)。
「お前には、個性がない!」
その言葉に落ち込み、自分探しの旅に出る…。
「お前には、個性がないんだよ!」
これ、言われたらだいぶ落ち込みますよね。自分を全否定された気分になります。
でも、
「あなたの個性は、何ですか?」
「誰にも負けない強みはありますか?」
と聞かれたら、皆さんならどう答えますか?
私は正直、「ん~~……。」となってしまうと思います。
個性ってないと、駄目ですか?
私は、元高校球児です。私の地域には、甲子園常連校が2つありまして、毎年どちらが甲子園に行くか…という感じでした。その2校と、私の学校うぃ含めたそれ以外の学校ではやはり差がありました。
問題は、その差は何かということですね。甲子園常連校には、後にプロになった選手もいました。ひと際目だったスターです。でも、それ以外の選手が、みんな実力が飛び抜けているか…個性があるスーパースターか?といえば、そこまでではない気がしました。特に、スーパープレー連発!というわけでもありません。ホームランばっかり!というわけでもありません。だけど、試合をしてみると、結局は大差で負けてしまう…。
その差を生み出しているものは「精度」だなと感じています。当たり前にできることを、より当たり前にできる精度!10回アウトにできる打球がきたら、8回成功するチームと、10回全てアウトにするチーム。結果は火を見るより明らかですよね。
派手さはいらない。当たり前のことが当たり前にできる人が勝つ!
研究授業の講評で…
以前、校長先生がこんな話をしてくれました。
「たくさんのノーベル賞受賞者を輩出している京都大学。卒業生の受賞者にどんな講義が、今の研究に役に立っているかという質問をしたそうです。
◯ドキドキ、ワクワクするような工夫された授業
◯つまらないけれど、当たり前のことをきっちり教えてくれた授業
どっちだと思う?」
皆さんは、どっちだと思いますか?
「そう。ほとんどの受賞者が、つまらないけれど、当たり前のことをきちんと教えてくれる授業と答えたんだって。子どもの楽しさばかりを追求してはあいけないし、当たり前のことを当たり前にすることの大切さを教えてくれる結果だね。」
100人の中で1番になれるものが3種類あれば、100万分の1の存在になれる!
これは、以前の記事のコメント欄で、エスせんさんに教えていただいた話です。
100人の中で一番になれるものが3種類あれば、それを掛け合わせると
100✕100✕100で100万!
100万分の1の存在になれる!
100人に1人ということは、同じ学校の学年くらいですね。日本で1番は自信がありませんが、それくらいなら可能性ありそうですよね。
人より秀でた個性なんてなくてもいい!当たり前のことが当たり前にできる精度を高める!日本一でなくても、学年一くらいでも掛け合わせれば武器になる!
子どもたちにも伝えていきたいですね。
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