好き・嫌いで判断する
小学校の先生で、2児の父、雄剛です。
最近、『幸せな人は「お金」と「働く」を知っている(新井和宏)』を読んでいます。その中に、こんな一節があって、すごく自分にとっては考えさせられる内容でした。
『勝ち、負け』は、相対的な判断基準!
『勝ち、負け』の判断基準には、必ず他人が介在します。
・他の人がみんなスマホを持ってるから、私も持たないと恥ずかしい…
・他の人より貯蓄額が少ないから、私は貧しいんだ…
・他の人より年収が多いから、俺は優れているんだ!
これって常に相対的。他人に影響され、だからこそ、同じ状況なのに判断は変わってしまいます。
例えば、年収が1,000万円の場合。周りに年収500万円の人ばかりだったら、優越感をもつことができます。でも、周りが変わって、年収2,000万円の人ばかりだったら…。同じ年収なのに、劣等感をもつことになりますね。
幸福感の基準が、周りに影響されるということ。
『好き、嫌い』は、主観的な判断基準!
『好き、嫌い』の判断基準には、他人が介在しません。
・みんなスマホを持っているけど、必要だと思わないからいらない。それより、好きなものにお金を遣おう。
・他の人よりも貯蓄額は少ないけど、ケチケチするのは嫌いだから、今を楽しめればそれでいい!
・年収は少ないけど、忙しいよりゆったり好きな人に囲まれて生きるほうが好きだから、これが幸せ。
これって、他人が介在しないから基準が変わることはないですよね。基準は、自分に価値観次第。
他人の人生ではなく、自分の人生を生きる!
自分の価値観を大切にして、自分が本当に幸せだと思える、そんな選択をしたいですね。
学校では…?
自分も反省しますが、比較をしてハッパをかけていないでしょうか?
◯隣のクラスはあんなにしっかりやっているのに、恥ずかしくないの?
◯学力テストが全国平均をこんなに上回ったんだって!すごいね。
◯前に担任した〜年生は、もっとできたよ!
何気なくやってしまいがちですが、これってよく考えると、周りよりできたら…子どもたちって幸せを感じるんでしょうか?
それよりも、「みんなで、こんなクラスにしたい!「こんなことができるようになりたい!」という自分たちの目標に向けて頑張り、できた時の達成感。その方がよっぽど幸せを感じるのではないでしょうか?
比較ではなく、自分の価値観を大切にする!
この気持ちを忘れないようにしたいですね。