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「マルチ・ポテンシャライト」という生き方に出会って | TED Talks

強みがない

最近自分が器用貧乏であることに気づきました。

器用貧乏について、辞書では次のように説明されています。

きよう-びんぼう【器用貧乏】
なまじ器用であるために、あちこちに手を出し、どれも中途半端となって大成しないこと。また、器用なために他人から便利がられてこき使われ、自分ではいっこうに大成しないこと。

出典:三省堂 新明解四字熟語辞典

つまり、飽き性なのです。やればそれなりうまくいくけど、それで満足してしまうのです。

これまでを振り返ってみると、

中国語、英語、ハンガリー語、教育、経営学、リーダーシップ、哲学、宗教、地方創生、環境問題、子どもの貧困問題、人権問題、スタディツアー、留学、イベント企画運営、ビジコン、塾講師、ヴィオラ、デザイン、プログラミング...

と、いろいろなことに興味を持って勉強したり、本を読んだり、調べたり、挑戦したりしてきました。

しかし、ある程度知識を得たり、それなりに結果を出すとそれで満足してしまうのです。

「自分にはこれといった強みがない、得意なことがない」と、かなり悩みました。

「マルチ・ポテンシャライト」論

そんな中で、非常に興味深い動画を見つけました。エミリー・ワプニック氏の「マルチ・ポテンシャライト」論です。

出典:「天職が見つからない人がいるのはどうしてでしょう」エミリー・ワプニック, TED

「マルチ・ポテンシャライト」とは、Murti「マルチ(多数の)」Potential「ポテンシャル(潜在能力)」Ite「アイト(人)」を掛け合わせた造語です。ビジネスの世界でいうと、ジェネラリストやT字型人材に近いものではないかと思います。

彼女によると、「マルチ・ポテンシャライト」は次の3つの強みがあります。

①アイデアを統合できる(Idea synthesis)
②学習速度が速い(Rapid learning)
③適応能力が高い(Adaptability)

そして、「今の世の中に山ほどある 複雑で多次元的な問題に取り組むには、創造的で型にはまらない人材が必要である」と述べています。

また、「マルチ・ポテンシャライト」の対局にある「スペシャリスト」についても、必要な存在だとして敬意を表しており、両者は最高のチームになると語っています。

スピーチの最後では、「スペシャリストでもマルチ・ポテンシャライトでも、内に秘める情熱を大切にすることが、本物の幸せな人生につながる。」と述べています。

好奇心の交差点を追求する

今の私の関心は、プログラミングと教育にあります。これらがどのように交差し、どんな新しいアイデアが生まれのか、まだ想像できません。でも、心にある情熱を大切にし、追求してみようと思います。

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