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おススメアメコミこれを読め:(1)王道編

どうも。ご機嫌よう。身内で公開してるアメコミレビューが溜まってくるのでnoteに移植した。それだけや。これはマジで面白いから読め。



バットマンキリングジョーク。俺が持ってるアメコミの中でお気に入りベスト。話はバットマンが謎とか悪に立ち向かって爽快に解決するのかと思いきや、なんとジョーカーが漫画史上極悪の方法でバットマンとその身内を嵌める話。同じ構図を多用したコマの演出、ジョーカーさんって結局何なのっていう疑問、アランムーアらしい皮肉まみれのストーリー、もちろんアーティストのダークで繊細な絵柄どれをとっても2000円の元が取れる作品。バットマンある程度読んでないとわかんないかもだけど、ダークナイトとか見てたらたぶん心に来るものがあると思う
無論一本のコミックとしても面白い 割とバットマン最終回みたいなところもあるし
ちなみにこれでジョーカーが起こした事件がすさまじかったのか、外伝的なストーリーなのに正史に入れられている。ウケる。


どうでもいいけどキリングジョークのアーティスト(作画担当)が表紙描いたという理由で最近日本語版が出たジョーカーラストラフはこけおどしもいいところで面白くありませんでした。いや推しキャラ(ナイトウィング君)が活躍してたから買う価値はあったし派手さは好きだけど
なんていうのかな、この号のジョーカーさん、余命いくばくもないって設定で悪人大解放とかやるんだけど、それ自体はおもしろいのに悪事のスケールとかジョーカーが大暴れしてる感じがあんま伝わってこなくてなんかもうヤケクソジョーカーという印象しか残らなかった。これは面白いけど勧められない印象。

バットマン:ハッシュ


ゼロ年代バットマン(おそらく)最高傑作。今回ばかりはヤンホモ漫画ではない。物凄い勢いで突き進み、バットマンが謎のトレンチコート男「ハッシュ」と対決するのがメインプロット。要は王道の謎解き冒険バットマン。
今作で描かれる要素はズバリ「友情」であり、バットマンとスーパーマンの友情、キャットウーマンとの恋情を含めた友情、更には少年時代の友人との物語が縦軸で刻まれていくのがポイントだ。無論そんなマニヤネタな内容だったりするのである程度アメコミ知識がいるが、これ一本だけでも分かるようになっているのでその辺はどうでもいい。
むしろそんなことを無視して悪党連中がバットマンと同じくバットマンをゴッサムの罠にかけるというデスノートとかジョジョを彷彿とさせるストーリーテリングに酔いしれろ。
アーティストはアメコミ最強絵師の一人ことジム・リー。構図が大胆なのに緻密でリアルなゴッサムシティをお楽しみあれ。
DC的にはバットマン第1話とかその辺の雰囲気を醸し出しているので面白さはお墨付きなんだろう。


(つづく)

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