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「生まれてきたことが意味になるのさ」ホームシック衛星福岡🛰

4月12日:前段まで
6月28日:最後まで完結!!

4月6日、北海道参戦から1週間後に福岡参戦してきました。今回のツアーでは初のひとり参戦で、自分の感じるいまの気持ちに集中できた気がする。そして、ファイナル公演の有明がトレードで当たらない限りは、最後の参戦の地に。3公演すべて1日目セトリで、2日目セトリが聴けない悔しさもありつつ、その日のライブはその日限り(ヒロも言ってたよね)だし、最後か〜〜と思うと、より一層感情が揺さぶられた。

🛰横浜1日目参戦noteはこちら

🛰北海道1日目参戦noteはこちら


👆ここまでは早々に書き終わってて、今週のリモート火曜日〜水曜日あたりで福岡レポ仕上げたかった(4月12日金曜日の時点で、仕上がってない事実)。

ツイ廃の私がほぼなんにもつぶやけず、いいねもほぼできず、noteも書けず、、、な1週間でした。端的にいうと、体調不良です。月曜日〜水曜日までの激重会議を乗り切ってる最中から異変があって、ひどいときは39度まで熱が上がり…。

いま、4月12日金曜日の時点では平熱に落ち着いているので安心してください。ちょっとまだ声は変だけど、元気です。

4月13日のSHEアワード現地参加を控える中で、いつもみたいに弱音やネガティブをリアルタイムで吐き出すわけにはいかず、なんとか絶対に治さねば…と意地で戦っていまに至ります。


結論、福岡レポnoteも書けず。忘れたくない記憶なのに、どんどんもやがかかるように曖昧になってしまうのが悲しい。瞬間冷凍保存したい。アウトプットって、ものすごく"体力"がいることだと気づきました。脳もフル回転させるし、感情も奮い起こすし、伝えるための言葉にするし。書く内容によるのは承知のうえだけど、ライブレポとなるとそれなりのパワーであの日の記憶を追いかけることになる。朦朧とする意識の中で夢に出てくることもあったけど、少なくとも体調がマイナスからゼロになるまでは書けなかった。noteの画面は幾度となく開いたんだけどね。


でも、どうしても今日、4月12日金曜日に書いて、投稿しなきゃいけない理由がある。

ひとつめは、noteの毎週連続記録が途絶えてしまうから。

ふたつめは、BUMP OF CHICKENボーカルの藤原基央の45歳のお誕生日だから。

心の底から、藤くんお誕生日おめでとうございます🎂🍅🍓💐👏藤原基央と、BUMP OF CHICKENが生きていて、音楽をしている時代に、ともに生きられていてほんとうに幸せだなと思います。藤原基央をこの世に生み出してくれたご両親にも感謝なんですよね…。福岡で藤くん44歳ラストライブに参戦できてよかったなあ。


前段だけで、1,000文字超えちゃった。レポ本番は後日追加するので、今日のところはここまでにさせてください!お楽しみに〜形式で投稿するの初めてだからドキドキする🫢

後回しにしすぎてしまい、気づいたら6月下旬でした…。記憶の鮮度は落ちてるので、エゴサにも頼りながら、特に印象的だったことをメインに書いていきます。


※以下、ネタバレ含みます※





横浜と北海道に引き続き、福岡も1日目セトリなので本編は変わらなかったものの、アンコールは2曲とも今回のツアーで初めて聴けたので嬉しかった!2週連続の参戦だったから、まだまだ余韻を引きずりつつ、でもこの日限りの歌詞変えもたくさんあって、同じツアーだとしても何公演も参戦する価値はここにあると思ったよ。

座席は、ステージの真正面かつほぼ真ん中のスタンド2列目で、全体を見渡すには絶好の場所だった。ホームシック衛星ツアー最後のライブだと思ったら、最初から涙腺がゆるんじゃって。一瞬たりとも忘れたくないな~って、ひとり参戦だったのでなおさらしんみり。


「星の鳥」の壮大なオープニングムービーも全力で目に焼き付けた。4人で一緒に歩いてくる登場シーンと、「28」のタイミングでギターを天に掲げる藤くんがあまりにもかっこよくて、ライブで何度も聴いているはずの「メーデー」のイントロが一気にorbital periodの世界に引き込んでくれて、ああ、始まってしまう…終わらないで…と感情がぐらぐらしてた。

メーデーの曲中、「千葉県佐倉市から来た4人組です、福岡に来たのは、君に会いたかったからです」の藤くんの言葉に福岡まで遠征してきてよかったな~と実感。「こんばんは、BUMP OF CHICKENです」の挨拶は幾度となく聞いてきたけど、「千葉県佐倉市から」のフレーズは初めてだったかも。

3曲目「才悩人応援歌」、4曲目「ダイヤモンド」と1週間前の北海道と同じ歌詞変えが続いた。直近でお気に入りの歌詞変えなのかな~と2週連続ライブの感傷に浸っていたけど、その後が別物すぎて"なまもの"を感じたよね。

才悩人応援歌
「怠けて見えたかい これ以上追い詰めるのかい 死にたくなるよ 生きていさせて」

ダイヤモンド
「ずっと前にここで 見殺しにしたんだ」

藤くんの感情の込め方にやっぱり切羽詰まるものを感じて、伝わってるよ!!って叫びたくなった。


5曲目「ハルジオン」はね、やっぱり大好きで、昔からずっとずっと心の支えになっていた曲。ラスサビの歌詞「生きていく意味と また 出会えた  自分の価値が 今 生まれた」がライブだと意味合いが変わってくるというか、BUMPとリスナーの相思相愛感があって、心の奥底までじんわり響いた。

しかもね、アンコールも終わった最後のMCで藤くんから「ハルジオン」にまつわるお話があって、それはもう、感動なんて言葉で済ませられないくらいに嬉しくて嬉しくて。
(※最後に書きます!!)


8曲目「花の名」は、今回もえげつない歌詞変えをいくつも散りばめてきててさ~、「藤原基央は元の歌詞を覚えていない説(笑)」に拍車をかけた気がするよ。各公演の「花の名」だけの音源があったら買うよ??って思うくらい、その時々の感情を瞬間的に言葉にして届ける力が凄まじい。恐るべし藤原基央。

私の記憶力も壊滅的なんだけど、「そばにいる」「隣にいる」というメモだけが残っていまして…エゴサで見つけたおそらく福岡1日目なのでは…?という歌詞変えを載せておきます。

【元の歌詞】
いつか 涙や笑顔を 忘れた時だけ 思い出して下さい
迷わずひとつを 選んだ あなただけに 歌える唄がある

【歌詞変え】
いつか 涙や笑顔を 忘れた時には 隣を見てほしい
迷わずひとつを 目指した 僕の唄が 必ずそばにいる

「花の名」

ほかにも、「僕だけ」を「あなたとだけ」に、「人」を「音」や「唄」に変えてたり、書き出せない。一言一句のニュアンスがこんなに変わるのも本当にすごいことだし、ライブの醍醐味だよね。

個人的には、ライブで「花の名」を聴くとき、どうしても祈るような気持ちになってしまって、胸の前で両手を組んで(一人恋人繋ぎみたいな?指を全部絡ませるやつ笑)、じーんとしちゃう。


「花の名」から続く9曲目「arrows」の破壊力を今回のホームシック衛星ツアーで思い知らされた気がする。「arrows」の心への刺さり方は、今回のツアー曲でぶっちぎりかもしれない。すべての曲が好きだという前提はありつつ、初めて聴いたSilver Jubileeツアー以上のものを受け取ったような気がして、好きな曲の上位に急浮上した。

一つひとつの言葉を噛みしめるように、隣の友達に喋りかけるように、すごく優しくて温かくてまあるい声で、でも真っすぐに芯が通った声で歌う藤くんのまなざしが忘れられない。

2番のサビの「離れよう」の後に続く叫ぶような「側にいて」の追加も、ラスサビの「せーので 別々に離れよう」の歌詞変えも、あまりに衝撃的だった。歌詞中に「迷子」という言葉が出てきたり、君と僕が対になる表現がたくさんあって、寂しくなっちゃった。

【元の歌詞】
君さえいれば きっと僕でいられるさ 一緒にここから離れよう

一緒に ここから離れよう

【歌詞変え】
君さえいればきっと僕でいられるさ 一緒にここから離れよう 側にいて

せーので 別々に離れよう

「arrows」

11曲目はでっぱりで「真っ赤な空を見ただろうか」。その前のMCでは、北海道に続き、福岡で食べたご飯のお話がありました!ヒロが藤くんの大根を食べちゃった話が食いしん坊エピソードとして最強に可愛くて微笑ましくて、もう一生そのままでいてくれ~って思った。

【元の歌詞】
ふたりがひとつだったなら 出会う日など来なかっただろう

大切な人に唄いたい 聴こえているのかも解らない
だからせめて続けたい 続ける意味さえ解らない

【歌詞変え】
僕らがひとつだったなら 今日の日など来なかっただろう

大切な君に伝えたい 聴こえているのかも解らない
だからせめて続けたい 続ける意味ならそこにいる

「真っ赤な空を見ただろうか」

「大切な君に伝えたい」から「(音楽を)続ける意味ならそこにいる」までで、完全にリスナーの心を鷲掴みしにきてますよね…。しかもでっぱりで物理的な距離も近くなった状態で。脳内の記憶補正かもしれないけど、指を差してたような…?


13曲目の「アリア」の選曲理由について(※今回のツアーにおいてアリアと望遠のマーチは異色だったから)、北海道参戦note「コロナ禍を経て、『声出し部分が多く含まれる』ことは貴重なトリガーになったんじゃないかな〜と想像してる」と書いたんだけど、ほぼ合ってた!ポンツカかポッドキャストでメンバーが話してたね。20年近く前の曲が並ぶ中で、比較的最新とはいえ「アリア」のよさを再確認したツアーでもあった。

「忘れたくなかった」を「忘れたくないんだ」と変えて誓うように歌う藤くんと、会場にいる全リスナーは間違いなく相思相愛だったと思う。日常に紛れたって、一瞬たりとも忘れたくないのにね。その時々で刺さる歌詞は変わるんだけど、「もう痛まないけど 治らない傷」の言葉にやられたなあ。


16曲目は「supernova」。今回のツアーだけでなく、過去何度となく聴いていてもその日限りの歌詞変えが嬉しい曲のひとつ。みんなで歌う「ラララ」も大好き。

私の歌詞変えメモには「連れていく」「生まれた」だけが残っていた。エゴサで見つけた感じだと、「本当の存在は 居なくなっても 連れていく」だったみたい。「生まれた」がどこの歌詞にかかっていたかわからないし、他にもあらゆる歌詞変えをしていたので、毎回のごとく覚えきれない。

17曲目「星の鳥 reprise」で雰囲気をリセットしつつ、ステージ上の映像がホームシック衛星(28周年)をなぞるめちゃくちゃかっこいい演出で、リバイバルツアーやってくれて心底ありがとうの気持ち。そして18曲目「カルマ」のイントロで爆発的な盛り上がり、バンドサウンドがかっこよすぎるよ。


19曲目「voyager flyby」、これはもうリバイバルツアーが終わったら一生聴けないんじゃないかと思ってる(ライブ円盤に入るのは確定だと思うけど、音源としてもくださいね…)。目に、耳に、心に、脳裏に、必死に焼き付けた。

応答願ウ 涙ト雲ノ向コウ 虹ノ隙間ニ目ヲ凝ラシタ
キット マタ巡リ会エルト 心ノ奥ガ信ジテル
ココニ イルコトガ分カルヨウニ メロディーヲ送ル

voyagerとflybyの間に足された歌詞

ちょっとあまりにも美しい描写すぎて、藤原基央なんなの?その感性を教えて?本編最後だし、私が参戦するツアー最後だし、とにかく寂しさを抱えきれなくて、終わらないでと思いながら、キラキラ舞う銀テが涙で滲んでた。

仲良しのフォロワー(※過去記事に登場済みのBUMP繋がりフォロワー)が手掛けた「voyager flyby」の再現音源がめちゃくちゃ素敵なので貼っておく。


アンコールなにやってくれるかな~と期待をしていたところ、1曲目は「ガラスのブルース」。今回のツアーではすべての会場(2daysのうちどちらか)で演奏していたアンコール曲だったけど、私は福岡の地で初めて聴けた!嬉しい!

コロナ禍を経て、声出しできるありがたみを何度も噛みしめてきたけど、いまでもあの無言の時間を鮮明に思い出しては、泣きそうになってしまう。それくらい衝撃の大きかったできごと。だからこそ、ライブで聴く「ガラスのブルース」がもっともっと大切で大好きな曲になった。みんなで全力で歌うあの時間が、とっても尊い。

お待たせしました、タイトルの回収をさせてください。「生まれてきたことが 意味になるのさ」はガラスのブルースの歌詞変えでした。これだけは一言一句間違わずに、メモしてた。初めて聴いた歌詞変えという理由を抜きにしても、脳の奥まで直接刺さる感覚で、一気に涙があふれ出た。

【元の歌詞】
生まれてきたことに 意味があるのさ

【歌詞変え】
生まれてきたこと 意味になるのさ

「ガラスのブルース」

元の歌詞だって、変更後の歌詞に劣るわけじゃないんだけどさ。絶妙なニュアンスの違いで、いま会場にいる自分だけではなく、ここまで生きてきた人生をまるごと肯定してもらえた気分になった。大好きな人の言葉はどこまでも私の背中をさすってくれる。


そしてアンコール2曲目、正真正銘、私のホームシック衛星最後を飾ったのは「Spica」。いやあ~~これが、また、ものすごい衝撃で。今回のnote衝撃の連発だと思うけど、とにかく響きまくって、ライブが終わってからしばらく繰り返し聴いてた。2019年のaurora arkツアーで聴いて以来だったけど、あれ、こんなにライブ映えする曲で、刺さる歌詞だったけ?と。あの頃より大人になったから刺さっているのか、リバイバルツアーという特殊なライブのマジックなのか、わからないけれど。

一つひとつの言葉をゆっくり咀嚼して、話しかけるように歌う藤くんの声があまりにも優しくて包容力が…。「ガラスのブルース」の余韻で、涙を溜めたままぐずぐずしながら聴いてたんだけど。「約束が生まれた時の 笑った顔が愛おしかったよ(※元は嬉しかったよ)」の歌詞変えでいよいよ涙がこらえきれなくなって。ライブ参戦が決まった瞬間とか、藤くんがライブをリスナーに会うための約束と表現してくれることとか、一気に思い出しちゃってさ~。

嗚咽で震えそうになるのを抑えてたけど、直後の2番のサビで完全に涙腺が決壊した。

終わりのない闇に飲まれたって 信じてくれるから立っていられる
描いた未来と どれほど違おうと 間違いじゃない 今 君がいる

「Spica」

しかも、この後に続く歌詞変えで「どんなドアも 一緒に開ける」と藤原基央に唄われて耐えられる人はいません(主語デカ)。

極めつけの歌詞変えと、両腕を広げるジェスチャーをした藤くん(多分してたはず)。

【元の歌詞】
汚れても 醜く見えても 卑怯でも 強く抱きしめるよ

【歌詞変え】
汚れても 醜く見えても 任せとけ 強く抱きしめるよ

「Spica」

今回のツアー3会場参戦して、いろんな曲を聴いてきた中で、正直いちばん泣いたのが「Spica」だった。私自身がライブで泣くようになったのはここ数年のことなので、泣くことだけが感動の指標ではないけど。それでもなにか特別な想いに浸らせてくれた。


そして、藤くんの最後のMCで、「ハルジオン」について語られるとはまったく想像していなかった。話し始めの「帰りたくねーな、今日がずっと続いたらいいのに」も嬉しかった。

歌詞に出てくる「ブリキのジョウロで」「虹を作ってた」は、藤くんの子供の頃の原体験らしい。ただ綺麗だなあと思ってやってたことが可愛いし、その感性が好きだなと素直に思う。2番の歌詞「大人になったら 鼻で笑い飛ばす 夢と希望」とあるように、ただ綺麗だなあと思ってやってただけで、意味のないことなんですと繰り返す藤くん。

「音楽は衣食住のように生きていくうえで必要なことではない、俺はそんな意味のないことを生業にしている」の言葉でまた涙があふれる。「ブリキのジョウロで虹を作ることは意味がないことかもしれないけど、今日ここにいる君たちは虹を見て綺麗だなあと思ってくれる人だから。君がいるから、俺たちは曲を作って、歌います」涙でぐしゃぐしゃ。


放心状態だったなあ。特にアンコールとハルジオンのお話で、目から水分を出し尽くしたよ。リバイバルツアーに参戦できて、本当に嬉しかった。28年前、まだBUMPに出会う前の私も報われたね。

そして、ライブ参戦の4月6日から最後まで書き終えた6月末までの間で、大きなできごとがありましたね。メンタルのアップダウンも激しい中で、BUMPは心の支えになっていたし、何度も何度も救われていました。9月から始まるツアーも楽しみ!!

最後に写真を!

福岡の仲良しフォロワーさんと!
やっと買えたツアータオル🛰🧡
ひとりで頑張って撮ってる図
少しズームしたけど、
スタンド2列目、ほぼ真正面の座席

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