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薬飲んだことは忘れるのに、薬飲まなきゃ!という気持ちは忘れないの、まじでなんなん?

※以下、実録

😠:認知症祖母
😡:母

😠「眠り薬くれや、飲んでない」

😡「もう飲んだでしょ」

😠「まだ、絶対に飲んでない、薬なんてもらってない」

😡「だから、さっきお風呂上がりに、ベッドのところで渡したでしょ」

😠「ベッドのところでなんてもらってるわけない、絶対に飲んでない」

😡「もう今日は飲んだの!!!」

😠「絶対に飲んでない、飲んでたらとっくに眠くなってるわ」

😡「でももう飲んでるの、今日14日でしょ、ほら薬のゴミ(錠剤の透明部分ね)に14って書いてあるでしょ!!!」

😠「それは、眠り薬じゃねえわ。まだ飲んでないのに、なに言ってんだ、バカにしやがって」

😡「夕飯の後の薬と、お風呂上がりの眠り薬と、今日の分は全部渡して飲んだって言ってるでしょ!!!」

※以下ぎゃんぎゃん(以下同文と同じリズムでじわる)
※まじでエンドレスリピート
※時間差で何度も襲来(私宛に来ることもある)


なんか文字にすると大したことないように見えるなあ(笑)。臨場感が足りないAIのセリフみたい。

母はほぼ毎晩このやりとりを1対1でしているのだと思うと、そりゃ声を荒げたくなるだろうし、気が狂いそうになるだろうな。

認知症の症状というより祖母の元の性格も込みで、罵詈雑言&煽り(※文字起こしは憚られるので割愛)が発生するので、母の怒りも爆速着火。祖母は母のことを自分の娘だと認識できなくなっているので、従姉妹の名前で呼んだり、お手伝いに来ている人呼ばわりをするので、母の怒りにも拍車がかかる。

相乗効果の悪い意味って日本語でなんて言うの?負のエネルギーがぶつかりあって、何倍にも膨らんで、シンプルに手に負えない。うーん、なんとかしようとするのはもう無理だとわかっているのだけれど。

私は怒鳴り声に怯えて、喉の奥がキュッ…となって、呼吸が浅くなってぼーっとしながら、無心でnoteを書いている(別の部屋より)。noteという居場所があってよかった(n回目)。


「ない」ことを説明するの難しすぎない?

薬の粒はすでにお腹に入ってんのよ。

薬飲んだことは忘れるのに、薬飲まなきゃ!という気持ちは忘れないの、まじでなんなん?(タイトルバック)

「強い感情は忘れません」ってアンメットの三瓶先生が言ってたけどさ、薬飲まなきゃ!という不安?みたいなのが強すぎるのかな。

祖母の場合は、薬の件にかかわらず、負の感情がより濃ゆく残ってると思うんだけど、どうなんだろうか。認知症が悪化する前から、そういう性格だったから(一旦割愛)、悪い意味で記憶が厳選されてしまった感がすごい。


一人暮らし中だと湧き起こらない感情が、帰省中だとぐわあぁ〜っと這い上がってくるので、必死に鎮めようとしている。でも、この痛みをなかったことにはできないから、noteに書いている。なんなら、家族テーマの内容で書きたい下書きメモがすでにあったのに、あまりにも「なんなん?」が強すぎて、この記事を書き殴っている。

・怒りの感情の扱い方がわからない、外に出せるの羨ましいような感覚
・目の前にいる娘や孫が、別人になってしまう現象(認知症祖母目線の推測)
・親から愚痴を聞かされない人がいるらしい、共感疲労に苦しんでる説
・過度な自責思考は自衛かもしれない

下書きメモより抜粋

「家族」というものにコンプレックスを抱えている私が、家庭環境に関して赤裸々に書いた記事はこちら👇

認知症介護の日常を書いた記事はこちら👇

これからも認知症実録(?)や、家族と向き合う中での感情もnoteに残していくつもりです😌

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