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藤原基央が「奇跡みたいな夜だった」って言った日。

先日2月11日の結成記念日から始まったツアーBUMP OF CHICKEN TOUR 2023 be thereの2会場目、マリンメッセ福岡で2月19日に行われたライブに参戦してきた。福岡上陸は5回目だけど、ライブでの遠征は初めて。

前回参戦した28歳お誕生日当日ライブのnoteはこちら👇👇
個人的な想いが爆発してるのはさておき、ネタバレを回避して曲名出さなかったらまじ伝わらん!って内容になってしまったので、今回はネタバレありで書くのでお許しを。

ただ、今回は「イベントレポ」って形式は取らない、タグも付けない。「伝わりやすさ」を意識して体裁を整えた文を書きたくない気分。ライブ会場で感じたままに、感情を綴りたい。なんとか言葉にして、あの日の記憶を残しておきたい。

現時点で5公演当たってるから、参戦した全公演をnoteに書くか、同じテイストで書くか、それはそのときの私が決めようと思う。


※以下、ネタバレを含みます。(福岡2日目)



まあ、感情のままに書くって言ったものの、書き始めを何から書くかは悩む(笑)。

私は「セトリネタバレ絶対拒否派閥」ではないので、結成記念日に有明アリーナで演奏された2days分と福岡1日目のセトリは事前に見ていて。今回はアルバムを引っさげないツアーだから(前回のSilver Jubileeツアーもだけど)、どんなセトリになるのか、1日目と2日目でどれだけ曲を入れ替えてくるのか、アンコールに何を持ってくるのか、ツアーが始まる前からずっとドキドキとわくわくが止まらなかった。

趣味垢ではセトリ予想が活発に行われていて、みんなでツアーに向けて高揚してる空気感がたまらなく好き。有明公演のセトリを見て、「つよつよすぎる」「Gravityの伏線回収きた」「2日間での変更曲多すぎてえぐい」「期待値高まりすぎるだろ、は?????」など、完全に語彙力消滅したツイートをしまくる私。

ただ、私がネタバレで見たのはあくまでセトリと、藤原基央(もはや藤くんというより敬意を込めての藤原基央なの、トレンドもフルネームで入るんだからw)のありがたいお話と、MCでのわちゃわちゃ小話だけだったの。細かい演出や、どの曲を島でやるのか、ハンドマイク藤原基央がどれくらい見れるのか(想像がつく曲はあるけど)、なんにも知らなかった。今となれば、知らずに福岡参戦してよかった。意味わかんないくらい、やばいんだから。


ここまでで1,000文字。

ようやく当日のこと書く。福岡の仲良しフォロワーさんと日中から一緒に過ごしてて、開場時間より早めにマリンメッセに着いて写真を撮ったり、別フォロワーさんと会ったり。席は単番だったから会場に入ってばいばいして、席についてびっくり。スタンド席だったから期待はあんまりしてなかったんだけど、斜め前に島があるじゃん。スタンド席だけど、比較的前の列でステージ側に近い番号だったから、ちょうど花道の先の島にいる4人の全貌が見れた。え、最高じゃん。(急にライブ始まった話になったw)


前置きなっがい、ライブ始まり。

1曲目は、セトリ予想でも挙がってた「アカシア」。前回ツアーでも1曲目だったし、ツアーごとに1曲目は変えてるらしいとデータ厨のフォロワーさんが言ってたので、変えてくると思ってた。私の予想は「SOUVENIR」だったんだけどな。

いや、「アカシア」の何がやばいか、イントロでメンバーがでっぱり(※花道)を歩いてくるじゃん。頭の中?????でいっぱいよ。え、いきなり島!?!?!?いきなり島だった。まったくの想定外すぎて、藤くんが歌い始めた瞬間に秒で涙腺崩壊。ライブ参戦史上、爆速で号泣した。2019年のaurora arkツアーを最後にコロナ禍に入り、2022年のコロナ後初ライブでも1曲目、その後のSilver Jubileeツアーでも1曲目、ライブで聴く「アカシア」は3回目だったのに。

それでも、声出し解禁後の「アカシア」は別物だった。そう、今回のbe thereツアーから声出し解禁になったの。声出し解禁になったライブで、1曲目に歌いたかったのが、より近くで届けたかったのが、島で私たちリスナーの声を聴きたかったのが「アカシア」だったんだって思ったら、こみあげる想いがあふれてしまって。クソデカ感情大爆発ですよ。(※書きながらも思い出して泣いてる←)しかも、最後の藤くんのありがたいお話のときに、「aurora arkツアーの終わりに、みんなで歌いたくて作った曲がアカシア」「アカシアに命を吹き込んだのは君たち」って言ってくれて(※ニュアンス)、嗚咽レベルで泣いたよね。

個人的な話をすると、アカシアは仕事しんどかったときに毎朝エンドレスリピしてた曲でもあるので、ほんとにほんとに救われてた。会社の最寄り駅に着いて、地下鉄から地上にでたとき、思わず天を仰いでしまうような。

アカシアだけでめちゃくちゃ熱量高く書いてしまったけど、コロナ禍で声が出せないライブを経験したからこそ、より一層こめられた想いがまっすぐに伝わってきたし、すごく大切な曲になった。

好きな歌詞も紹介。藤原基央節の最たるって感じ。ここには全部書けないけど、アカシアは「君」と「僕」がたくさん出てくる曲(※他の曲もよく出てくるけど)で、烏滸がましいかもだけど、シンプルにリスナーへのラブレターだと思うんよね。

転んだら手を貸してもらうよりも 優しい言葉選んでもらうよりも

隣で (隣で) 信じて欲しいんだ どこまでも一緒にいけると

「アカシア」より

今回の最後のMCでも、今までのツアーでもよく伝えてくれる言葉があって、「君たちが、君がつらいとき僕たちはそばにいられないけど、僕たちの音楽はそばにいるから」をとっても体現してくれる曲でもあると思う。毎回この言葉を言われるたびに、涙でぐちゃぐちゃになる。1曲1曲をすごく大切に届けてくれるところが、そして絶対に聴いてね!とか言わないところが。「つらくて聴けないときもあるかもしれないよね」って気遣ってくれる優しさが沁みる。


ここまでで2,500文字超えてる。さすがに目次くらいはつけるか?迷い始めたな(笑)。

アカシア、ダンデライオン、天体観測と3曲続けて、島で演奏してくれた。「ダンデライオン」のときは、PIXMOBの黄色の光が会場全体を染めてて、ほんとにタンポポ畑みたいで幻想的なの。2016年のBFLYツアーファイナルで見た景色が忘れられなくて、また見れて嬉しかったなあ。「天体観測」は、藤くんが思いっきり煽ってくれて、思いっきり歌えて楽しかったな。BUMPの代名詞曲だけど、やっぱりすごくいい曲。


さすがに全曲触れるのはちょっとあれなので、特に特に特に、書きたい曲について書いていく。

私がBUMPのライブに参戦し始めたのは、2016年のBFLYツアー(京セラ・日産スタジアム)以降だったから、正直昔の曲は聴いたことない曲がたくさんあって。参戦日程の関係で、比較的頻度は高いけど聴けてない曲とかもね。アルバムを引っさげないツアーゆえに新旧が入り混じるセトリで、ライブで本編で初めて聴けた曲が5曲も!透明飛行船、魔法の料理、プレゼント、HAPPY、やっとライブ解禁したGravity。


「透明飛行船」は、前回ツアーで参戦してない日のセトリに含まれてて、やっと聴けて歓喜。魔法の料理、プレゼント、HAPPYはほぼ10年ぶりにライブ演奏された曲。「魔法の料理」や「プレゼント」ってそこまで私の中で好きな曲の上位にいなくて(全部好きだけどその中で特段上位じゃないって意味)、でも、ライブで聴いて曲の雰囲気が変わった気がした。バンドサウンドに包まれて、感情を昂らせてちょっとオラオラしつつも優しく歌う藤くんがとっても印象的。


そして、まさかセトリ本編で聴けるとも思ってなかった「HAPPY」は高校時代にたくさん救われてて、で、社会人になったらなったで心にぶっ刺してくる歌詞だなって改めて。声出し解禁後のライブで、みんなで歌える曲も考えてくれて、「HAPPY」を選んでくれてありがとう。泣きながら歌うっていう、よくわかんない状態だった。

終わらせる勇気があるなら 続きを選ぶ恐怖にも勝てる

悲しみは消えるというなら 喜びだってそういうものだろう

消えない悲しみがあるなら 生き続ける意味だってあるだろう

「HAPPY」より

「Gravity」やっとだね!ずっとずっと待ってたよ!aurora arkツアー以降の新曲で唯一ライブで演奏されてなかったから、このままライブ解禁しない曲になっちゃったらどうしようって思ってた。まさかの先にグッズでGravity Tシャツ出て、さすがに伏線回収してくれるよね?って思ってたら、両日とも本編の固定曲になってて感激。ありがとう。ライブで歌う「Gravity」ってこんな感じなんだね。

笑顔のまま またねって

雨でも晴れでも 空のない世界でも
また明日 明日が ちゃんときますように

一緒じゃなくても 一人だったとしても
また明日の中に 君がいますように

「Gravity」より

「笑顔のまま またねって」ライブ終盤で聴いて涙腺崩壊する未来が見えるって、MV発表当時にインスタのストーリーに載せてたんだけど、ほんとそれ。いや、全体的にメッセージ性が強すぎる。強すぎるなんて言い方は失礼かもだけど、ライブで藤くんの口から発せられる生の声と、噛みしめて紡いでくれる言葉と、想いをふくんだ感情と、どれもが痛いほどに伝わってきた。


本編最後は「supernova」、言うまでもなくやばいじゃん、声出し解禁でコロナ前みたいに歌えるの夢みたいだよ。最後だ!って思ったら、余計泣いた。明らかに歌わせにきてるじゃん、声聴きたがってるじゃんっていう。またしても泣きながら歌うひとになってた。ツアータイトル「be there」を体現してるような曲だよね。2005年の発売当時からずっとずっと変わらない思いで音楽を続けてくれてて、ほんとうにありがとう。多分、歌詞変えもしてくれてた気がするけど、アドレナリンと泣いてたのとで、記憶がパーンなってるので覚えてないです。

アンコールまでの間で「supernova」のらんらーらーらーを歌えたのも、コロナ前に戻れた感じで嬉しかった。


事前に3公演分のセトリを見てたけど、アンコール曲を変えすぎてて(変えてくれてありがとうなんだけどね)、全然予想つかなかったんだよね。もしかしたらこの曲かな?とかは考えてつつも、アンコール1曲目なんだろ~ってドキドキしてたら、まさかの「ランプ」。ライブでの演奏頻度はかなり低くて、もちろん私も初めて聴けた曲。ライブで聴けるなんて思ってなかったよ。もうずっと涙腺おかしくなってるから、驚きながら聴き入ってるうちにまた泣いてって感じ。こんな熱量で歌ってくれるんだって。


で、アンコール2曲目は「ガラスのブルース」、イントロ始まった瞬間にもう完全に涙腺が決壊した。今まで多少こらえてた涙も止まらなかった。泣き崩れるって表現が正しいかもしれない。過去のツアーでも何回か聴いたことはあるし、これもBUMPの代名詞曲のひとつだと思うんだけど。

私が聴いてたのはコロナ前だけで、コロナ禍で行われたSilver Jubileeツアーは参戦日程とセトリが合わずに、あの長い「空白」を生では体感はしてない。生では聴けなかったけど、Hulu配信でずっと無言の「空白」を聴いたとき、それこそ嗚咽レベルで声をあげて泣いてしまった。ほんとうはあるはずの「声」が聴こえない切なさとやるせなさと、でもその「空白」を大切に大切に守るんだって気持ちと、メンバー全員がマイクを通さずに歌ってる様子と。

藤くんが「何もないんじゃなくて、空白がある、空けて待っていようね」って言って大事に守ってくれてて、今回のツアーでやっと満を持して、みんなで空白を埋められた。そりゃ泣くじゃん、無理だよ、この3年間くらいのいろんな想いが交錯してた。何曲目かになる、泣きながら歌うやつ。「ガラスのブルース」は周りの人たちもめっちゃ泣いてたな。そりゃ泣くよ。当たり前にあったライブ風景が失われてさ、ようやく全力で「声」で届けられるようになってさ。

シチュエーションだけで泣けるのに、歌詞に込められた意味も、実際に藤くんの体温が上がった歌声も、ぜんぶぜんぶやばい。多分「ガラスのブルース」も歌詞変えあったような気もするけど、覚えてないです。

生まれて来た事に意味があるのさ  一秒も無駄にしちゃいけないよ

「ガラスのブルース」より

5,300文字超えた。クソデカ感情を放出するとこんなことになるんだってわかった。

supernova→ランプ→ガラスのブルースって完全に涙腺終わったところで、藤くんのありがたいお話タイムです。ここで、冒頭のアカシアの話に戻るんですが、「aurora arkツアーの終わりに、みんなで歌いたくて作った曲がアカシア」「アカシアに命を吹き込んだのは君たち」って。泣くじゃん!!!!!涙止まらんよ。

でね、「奇跡みたいな夜だった」って藤くんが言ったの。2019年のaurora ark ツアーファイナルでは「魔法みたいな夜だった」って言ってたんよ。魔法と奇跡ってイメージは似てる気もするけど、より儚さが伝わるというか、その日限り感というか。

で、「君たちの過去も未来も知るすべがない、近くにいることもできない。でも音楽は君たちのそばにいるから。」に繋がるわけなんだけど、いやもう泣きっぱなしだよ。嗚咽。

この先もずっとずっと、藤原基央の言葉が私の生きる指針になると思う。支えられて、救われて、心にぶっ刺してきて。

島での演奏曲も多くて、ハンドマイクで歌う藤原基央も多くて、メンバー本人たちもすごい楽しそうにしてて、やっぱり声出し解禁をいちばん喜んでるんだろうなって。そういえば、なんかの曲の間で、藤くんから「愛してるぜ!」の言葉ももらいました。新世界の「ベイビーアイラブユーだぜ」とは別でね。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました!(読んでもらえるのか不安なレベルだけど、まあ私のためでもあるのでよし!)
書きながらも思い出してめっちゃ泣いてた。。。

とりあえずめっちゃ泣いたけど、めっちゃ笑ったし楽しくて、ほんとにあっという間の幸せ空間だった!!ありがとう!!大好き!!残りの公演も楽しみ!!生きれる!!

まさかの6,000文字弱で、先日のSHEアワードのエントリーシートを書いたnoteと同じくらいになった w

最後に福岡での思い出写真を💘

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