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「魚は健康にいい」から考えさせられること

厚生省がとても興味深い情報を出している。

これを見た後、どう判断するか。
これからの自分の選択をどう変えるか、また周りの大切な人たちの選択に、どう影響を与えていけるのか。


身体に取り込まれた水銀は、2週間ほどで体外へ排出されるとは言われているけど、そんなにリスクのある食べ物が「健康にいい」と、これまで言われてきていたことや、今もそう信じられているであろう日本に不安を感じる。

リスクが高いと思われる胎児への配慮、妊婦さんへの配慮は良いと思うけど、それ以外の人たちはそれほどリスクは高くないのだろうか。

魚の脂は身体に良いのかもしれない。
でも水銀リスクは、大きなな魚であればあるほど高くなる。

日本の食に対する情報の正確さ、新しい情報へのアップデートができていない感じは、この国に暮らしていて、これからも暮らし続ける可能性が高い身からすると、恐怖が大きい。

厚生省が公式で発信しているのに、なかなか国民が「信じる」までには説得力がないのか。

情報の問題か、人の問題か。

日本に住むこれからの未来がある子供たち、もちろん大人たちも。そして、世界から来る旅行者たち。
みんなの「健康」を考えると、日本人として複雑な気持ち。

知らないのか。
明確な証拠がないのか。
知っているけど「変えない理由」があるとしたら、何なのか。

日本は「世界でもっとも安全な国の中のひとつ」と言われてもいるが、それは他者(人間)からの “直接的な” 被害が少ないことで、違う角度から見たらどうなのだろう。

スーパーで並ぶ、赤みの刺身の前に立ちながら、僕は厚生省のページをのぞき、今日も何も買い物かごには入れられずに立ち去る。

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