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3Dプリンターの使い道

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使い方や小技はほかの人の記事が参考になります。日常の身近な使い道を紹介してみます。
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2021年5月の記事一覧

モーターブラケットの補強とダイスとタップの話

モーターブラケットの補強とダイスとタップの話

主題はどっちなんだろう。どっちかというと工具かな。
Tronxy X5SA ProのXYモーターはフレームの上のほうについてます。
8mm厚のアクリル板がブラケットになってます。
これがしなるんです。しなると軸が斜めになってベルトが上に逃げようとする。すると嫌な音がでる。今まではクランプで仮止めしてました。

これはこれで間に合ってるんですが、PETGでサポートパーツを作ることにしました。今まで作

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ゴミ袋フック

ゴミ袋フック

この記事で扱ったゴミ袋フックの続きです。

出っ張りに体をぶつけたら折れてしまった。ちょいどいい機会なのでバージョンアップします。

こちらが以前のデザインです。モデリングになれていない頃に切った貼ったを繰り返して作ったので修正が難しい。余計な線が多数あります。
新規に作り直すことにしました。

試作を終え、運用に入ってからのバージョンアップはとても大事です。反省点をフィードバックしてるので使い勝

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フィラメント冷却ファンのダクトを作ろう その2

フィラメント冷却ファンのダクトを作ろう その2

前回の記事はこちら。

今日は出来上がったダクトを試してみることにします。
ほどよいサンプルをThinkgiverseで探してきました。

これは他にもサイズがあってMICROって書いてあるのが一番小さいようです。
フィラメントはこれを使います。

これは2回買いました。ソリッドの割にはツヤが控えめなのがいい。2個目のロットはたまに詰まるのが悩みどころ。ノズルを0.5mmにすれば大丈夫みたい。

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iPhone11のバンパーを作ろう その1

iPhone11のバンパーを作ろう その1

思い立ったら作るシリーズ 第四弾!
iPhone11のバンパーを作ります。
他に書きかけの記事がいくつもありますが、そーっとしておいてください。
思いついたらやるのです。

月初にTPUのフィラメントを買ったんです。使い道が思いつかなくて放置してたところ、ふと思いつきました。スマホ用の「バンパー」という製品は最近は減ってしまったように思います。探してもなかなかみつからない。小さい機種用にはあるみた

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マドハンドがあらわれた!~オーバーハングの限界を超える~

マドハンドがあらわれた!~オーバーハングの限界を超える~

3Dプリンタで印刷するには3DCADでモデリングする必要があります。
幾何学的なものや無機質なものは自分でも作れるんですが有機的なものは形状が複雑なので難しい。なのでThingiverseで自分では作れないおもしろそうなものを物色してたらこんなのがありました。

どうやって作ったのか知らんけど、よくできてますね。
元サイズは人間の手ぐらいありそうなので40%で印刷してみました。

なかなか、よくで

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iPhone11のバンパーを作ろう その2

iPhone11のバンパーを作ろう その2

続きです。前回はTPUを使える環境になかったので中断しました。

ちゃたろうさんの助言により、BMGをボーデンタイプで使うことにしました。
Thingiverseのコレを印刷します。

こうなりました。

E step をギア比に合わせて3倍にします。284.7ですね。

PLAで試してみたところ、動くのは動くのですが、普段のフィラメントの交換と比べるとかなり面倒になってしまいました。
噛みこんだ

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iPhone11のバンパーを作ろう その3

iPhone11のバンパーを作ろう その3

前回はこちら。

前作は初回ということでサイズ感にいろいろと問題ありだったので全体的に調整を行いました。

ブリッジは弱すぎるのであきらめて柱を追加しました。あとでカッターでカットします。両サイドの6つの丸穴もずれてたので微調整しました。

装着後はこちら。写真を撮るの忘れてた。
断面の確認のためにハサミで切ってしまった。

温度を200℃に下げたら横同士がくっついてないところがあります。やっぱり

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iPhone11のバンパーを作ろう その4

iPhone11のバンパーを作ろう その4

前回はこちら。

印刷の出来栄えを見てみよう!

うーん、ちょっとキモイな。
ルパン三世の映画で「マモー」ってのがいたのを思い出した。クローンを繰り返すとだんだんしわが増えていくやつ。
女の子の笑顔がテーマだというのに・・・却下です。

しかもね、輪郭部分を厚くしてるせいで装着するとところどころ浮いてしまうんです。

CuraのArachneβを使ってみることにしました。
β版ですが造形が複雑な場

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