【世界一役立つ論語の本⑤】 読書記録
今回はラスト!
「より素晴らしい人間になる論語の言葉」についてまとめていきます。
①ミスを激減させる方法
《過ちて改めざる、これを過ちという》
:過ちを犯してしまったら、すぐ其の過ちを認め、悔い改めるとやり直しは
きく。過ちをそのまま放置していると取り返しのつかないことになる
=失敗は悪ではなく、本当の悪は反省していない心である
②利他の心を持つ方法
《己達せんと欲して人を達せしむ》
:自分が成功したいと思う前に、他人を成功させるようにサポートしよう
=仲間のことを思い、まずは仲間が先に成功するように協力してあげる
心構えを持つ事が大切である
→自分自身の欲より、他人の欲を優先する心、寛大な気持ちを常に持って
いる人間になろう
③愛情に困らなくなる方法
《人に里るを美と為す》
:常に思いやりの心を持つことは大切なこと。それは人として素晴らしい
生き方である
=親子の間には愛情があり、親は子に対する愛情、子は親に対する愛情を
大切にしなさいそれは一番美しいものである
→人の心には核としての愛、すなわち仁がある
④心を強くする方法
《義を見てせざるは勇なきなり》
:正しいことを知っているにも関わらず、それをしないのは勇気がないから
である
=困っている人がいたら見て見ぬ振りをせず、手を差し伸べてあげる人こそ
が勇気のある人だ
⑤前向きに生きる方法
《力足らざる者は、中道にして廃す。今女は画れり》
:本当に力が足りない者なら、道半ばで力尽きてしまうものである。
しかしあなたは力があるにも関わらず、挑戦する前から見切りをつけて
しまっている
=やる前から諦めず、どうすれば難しい課題を乗り越えられるか、問題点
などを考えて全力で解決に向けて努力する
それは「新しい自分」に気づくことになる
⑥人生の価値を高める方法
《性相近し、習い相遠し》
:うまれながら備わっている人の性質は、あまり変わらない。
どのような考え方で毎日を生きていくかによって人はそれぞれ
異なった人生を歩む
=立派な人とそうでない人との差は、うまれてからどんなことを習慣に
していたのか、其の内容によって決まる
⑦本物を見抜く目を持つ方法
《衆これを悪むも必ず察し、衆これを好むも必ず察す》
:多くの人たちから悪い人だと言われている人が、必ずしも本当に悪い人
だとは限らない。評判に惑わされることなく自分の目で判断する事が大切
である
=人の話が本当かどうかは自分で確かめてみるしかない
→正確な情報はどれなのか、それを選り分ける鑑識眼を養う事が大事!
⑧家族をより大切にする方法
《父母の年はしらざるべからず。一は即ち以って喜び、一は即ち以って懼る》
:親の年齢を知っていないといけない。理由は今年一年、親子が一緒に
暮らせたと喜ぶため。もう一つは親がこんな歳になったのかと死に近づく
親の命を思うため
=毎年、両親の誕生日を迎える度に子どもは父や母が何歳になったのか気に
かけ、「長生きしてくれてありがとう」という感謝の気持ちと
「これからも親孝行していこう」という気持ちを持つ事が大切である
⑨いい生き方をする方法
《罪を天に獲れば、祷るところなきけり》
:天に対して犯した罪はどんな神様に祈ったところで無駄である
=悪いことをしてしまった時は、素直に過ちを認め、言い逃れはしては
いけない
⑩無駄な悩みと無縁になる方法
《み自ら厚くして。薄く人を責むれば、則ち怨みに遠ざかる》
:「自分自身の気持ちに恥ずかしいところがないか?」と聞くようにして、
相手を客観的にみる事ができれば、嫌な人だと思うことはなくなる
=自分には厳しい態度をとり、他人が失敗した時には寛大な気持ちで
接していれば人から恨みを買うことはない
→人として最も楽に生きられる方法は「人を怨まない」ということかもしれない