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みんなの"幸せ"をシェアしてくれたお礼に vol. 3

昨年の11月に行われた、あきらとさんの企画『幸せをテーマに書いてみよう』の小冊子が届きました。

この小冊子を作製してくれた、あきらとさんあらしろひなこさんこげちゃ丸さんたけのこさんルミさん(50音順)。素敵な贈りものをありがとうございました。

約70作品の"幸せ観"の詰まった小冊子。封筒から取りだしたとき、嬉しくて思わずギュッと抱き締めました。

ツートーンカラーの大人っぽい表紙をめくると、そこにはみんなの幸せ観がイイ香りをはなっています。

こんなにもイイ香りを届けてくれたささやかなお礼。みんなの"幸せ"をシェアしてくれた小冊子作製メンバーさんのnoteを、のんびりと紹介させてくださいね。

紹介note vol. 3は、こげちゃ丸さん。小冊子作製ではアドバイザー・クリエイティブ担当で表紙のデザインもされています。

こげちゃ丸さんといえば、編集部のおすすめにも選ばれたこちらのnote。アイディアたっぷり&愛たっぷりの妄想noteグッズたちにキュンとします。

愛あるデザインを手がけるこげちゃ丸さんのnoteのなかで、ワタシのお気に入りはこちら。

急に予定がぽっかり空いた日曜日の午後、こげちゃ丸一家は映画を見に行くことになりました。

「行こう!」
急に決まった予定に慌てて出かけるのって、なんだか楽しい。
4人分の飲み物とポップコーンだと値段は張るけど、こういう時にケチっちゃいけない。全部Lサイズを買い、長男と2人でポップコーンがこぼれないよう気をつけて運ぶ。…(中略)… ハレの時間はこうでないとね♪


家族4人分Lサイズの飲み物とポップコーンって、なかなかお値段張りますよね。それを、『ハレの時間はこうでないとね♪』とケチらない。このおおらかさ、いいな。ワタシはすぐケチっちゃうので。

予想外の映画館へのお出かけは、子供にとってはハッピーサプライズ。それも大きな飲み物とポップコーン付き。ワクワクするに決まってる、大人も子供も。我が家でも映画を見に行くときは、お出かけモード全開だもの。

思いがけずお出かけすることになって、よし行こう!とみんな一緒に出かけられる。家族の足並みがそろっているんだなぁ。その光景を思い浮かべるだけで心がなごみます。

でも、本当に感動した事に出会ったとき、自分の胸の奥にそっとしまっておく事も大事ですよね。


この1文は黄金フレーズですね、ワタシにとって。

SNSで「見て、見て」「聞いて、聞いて」と発信メインのご時世に、あえての【引きの姿勢】ですよ。こういうの、たまりません。惚れちゃいますね、こげちゃ丸さんに。

この文章の、『本当に』感動したとき、というのがポイントなんだろうな。心が揺さぶられたり胸の奥がツーンとしたときの“ナマ”の心の動きやときめきを、自分のなかで冷凍保存する。新鮮なまま。

心を揺さぶったモノや胸に響いたことって、ついつい出力しちゃうでしょ。そうすると、自分で一次的に感じたモノが少しずつカタチを変えてしまうんだよね、いい意味でも悪い意味でも。最初に“ナマ”で感じたコアな思いのまわりに、色んな飾りがくっついてきちゃう。

だから『本当に』感動したときだけは、自分で一次的に感じたモノをそのまま自分のなかにしまっておく。

その積み重なった“ナマ”の心の動きやときめきが、時を経ていい具合に熟成されて、こげちゃ丸さんが紡ぎだす文章にあらわれてくるんですね。


もうひとつのnoteは、今のワタシの状況にリンクするこちら。

思春期の子どもとの会話は倦怠期のカップルみたいだな、と思うことがある。昔はあんなに仲良く何時間でも話していたのに、今じゃすっかり会話も減って、沈黙が流れると気まずい。

ほんとにね、思春期の子供は難しいですよね。ウチは末っ子が絶賛思春期で、こげちゃ丸さんの息子さんと同じような感じ。子供の反応にため息ばかりのときもあります。

あの頃みたいに戻れないかな?
オレのどこがいけなかったのかな?
もう少し優しくしてくれても良くない?
と悶々とする日々。

はい、それですよ。“もう少し優しくしてくれても良くない?”ですよ。

小さい頃はあんなにもくっついてきてくれたのに。いまとなっては、寂しくなったワタシがまとわりつこうとしても、ウザがられます。あの頃を思い出してヒジョーに寂しい。

長男がプリンを食べたいときは、復調サインなことを僕は知っている。13年付き合うっていうのは、そういうことだ。

こげちゃ丸さんは、息子さんの育ちに小さいころから手と目をかけてきたんだろうな。復調サインにピピッとくるということは、育ちにまつわる色んなピンチに関わっていることの証です。

こげちゃ丸さん。

過去noteから2つを選ぶのはなかなか至難の業でした。家族、会社、noterさんのエピソード。どれも優しくてじんわりとあったかい。胸の奥をキュッとつかまれるnoteが多く、ヒジョーに悩みました。

ご家族のエピソードには日常の素朴な空気感があふれていて、奥さまとのやりとりを読むだけでも安心感が伝わってくるんですよね。

気取ったところや尖ったところがなくてホッとできる文章。読みながら自然と口元がほころんじゃう。ワタシが感じる『黄金フレーズ』が軽やかにヒョイと出てくるので、ふいに目頭がアツくなってしまいました。


最後にもう一度。

小冊子ありがとうございました。小冊子を手にとって、みんなの幸せ観に包まれているこのひとときにも幸せを感じています。

--- vol. 4へつづく---

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