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hasegawonderの、すき屋で1番旨いメニューはこれだ‼︎

またしても新しいシリーズになるのかそうでないのかはアレとして、主にチェーン店で全然人が頼んでないけど「これが1番旨いのになぁ」って思うものあるじゃないですか。それで人に勧めてみても「そこでは○○しか食べないから」「いやー絶対○○でしょ」「それはちょっと頼む気しないなぁー」とまぁ聞いてもらえないことってあるよね。

というか、基本みんな食に関して「他人の言うことなど聞くか」とどっかで思ってたりしない? 

俺だって天下一品行ったらこってりラーメン一択でその上に何をトッピングすることにより己の舌に対してを試行錯誤する日々だが、そんな俺に関係性の深い友人が「天一のあっさりに納豆をトッピングするのが至高」とか言い出しても聞く気にならねえって話。こっちも返答として「へぇー今度試してみるよ(試すわけねぇだろあっさりなんか食わないんだから)」なんて言えばいい方で、「やらないなぁー俺まだ天一じゃこってり一択だから(あっさりなんか食うわけねえだろジジイかよ)」「納豆は白飯で食べたいからなぁ(納豆をラーメンに入れるわけねぇだろ気でも触れてんのか)」「いやー、納豆嫌いだからなぁ(てかテメーの味覚なんか信用できるわけねぇだろこのクソ味音痴が‼︎)」みたいなホントかどうか疑わしいことまで言って断るじゃないですか。ましてや店の中に入ってメニューを見てる時に言われようモンなら()内の言葉が表に出る可能性すらあるワケで。

「スナックバス江」より

でもさぁ、一見それで完成されてるから何も足さない的な風潮にも納得できないってワケよ。「牛丼は吉野家一択。すき家松屋論外」「吉野家以外の牛丼なんか食う奴は舌が死んでる」「せっかくの牛肉の上にチーズ乗せるとか、豚かよキメェww」的な反応もどうなのよ。流石に面と向かってこんなこと言われたら「なるべく苦しんで天に召されるといいですね」って心の中で思うわな。

「スナックバス江」より。もっとシンプルに言えばこういうことですね。

はい、例によって話が脱線傾向になりつつあるのでそろそろ本題に入りましょうか。本日のテーマはこれ‼︎

すき家ダイスキー(レアード風に)

ってことですね。はいそこで「すき家が吉野家より旨いワケねーじゃん豚かよワロスww」みたいに思ってしまったそこの貴方は、すぐにでもこのページから出てエロ動画でも漁っていただいてそこでシコった自分の動画をネットの海に放たれてその後なるべく苦しんで天に召されていただいてですね。

まぁすき家ですよ。とは言え正直俺も、すき家のイメージって2000年代初頭まではあまり良くなったんだよな。「牛丼の上にトッピングをするなんて邪道の極み‼︎ せいぜい松屋のキムチ牛丼以下クソだ‼︎」くらいに食わずして思ってた時代がありました。そんな俺の心を解き放ってくれたのが、当時古本屋でバイトし始めた頃の俺の先輩だった。

思い出のハーブチーズ牛丼

「騙されたと思って、ハーブチーズ牛丼食ってみろよ」

このすき家の今は亡きハーブチーズ牛丼、これが俺の中の牛丼第1位だった松屋の卵にカルビソース1回し入れかき混ぜ、紅生姜結構乗せてかけた牛丼(当時からヒデェもん食ってるじゃないか)をベリーロールで飛び越える旨さだったんだよな。強烈なすき家体験として俺の心に残ったね。

それまでマイ牛丼屋ランキングは「松屋>吉野家>なか卯>すき家>らんぷ亭」的な感じが一気にトップに躍り出た。当時の衝撃度としては「すき家>>>>>以下クソだ」くらいのインパクトだった。それくらい今バカにされのネットミームにもなってる「チー牛ww」は衝撃的な旨さだったんだよなぁ。

ところが、マイランキングすき家の天下は長く続かなかった。ハーブチーズ牛丼はその2〜3年後に、現在にも続く3種のチーズ牛丼に変わってしまったのだった。これが俺にとっては痛恨の極みであった。あの3種の中にハーブチーズらしきものも入っているのだが、3種のチーズは明らかにチーズの味が強すぎて「そういうことじゃないんだよな」感が凄い。

いや、多分にそれは俺がハーブチーズ牛丼前だったら旨い旨い言いながら食っていたかもしれない。俺はその時にはもう知ってしまっていたのだ、ハーブチーズ牛丼を……

「スナックバス江」より。オカンのセリフは真理ですな

チーズを有効活用した結果

3種のチーズは牛丼にこそ合ってはいない気がするが、だったら他の丼もの辺りに組み合わせれば素晴らしい効果を発揮するんじゃないか? と俺は睨んだ。そこですき家が誇る名脇役、とりそぼろ丼に目をつけた。和風っぽい出汁が効いててさっぱりとは言わないまでも、酒を飲んだ後やすき家で牛丼ともう一個ガッツリ食いたいなって時に頼むアイツだ。もちろんそれ単体で十分旨いんだが、これに味の濃いチーズを足したらどうなるのか……

「スナックバス江」より。まぁここまで引っ張ったらヴァレヴァレだよ、ヴァレヴァレ。

俺のすき家で1番旨いメニューは「とりそぼろ丼にトッピングで3種のチーズ」だ‼︎

とりそぼろ丼(並盛)サラダセット580円+3種のチーズ180円

そう、俺の出した答えはこれだ‼︎ 和の風味に強烈に存在感を出してくる濃いめのチーズ、しかしケンカしない‼︎

一口目からガツンと、しかし確実に旨味アップしかつお互いがお互いの良いところを引き出す濃厚な味になったのである。これには筆者ことデブも思わずニッコリですわい。

「スナックバス江」より

一見拒否反応を示す方もいらっしゃるかもしれないけど、ほら美味しんぼだってカツオの刺身にマヨネーズが合うとか言ってる回があるでしょ‼︎ ああいう感じで食ってくれれば全然アリ‼︎

しかしだ、この正解には割と早々に辿り着いていた。何故ならばさっきGoogleでハーブチーズ牛丼を検索したところ、恐らく2007年中頃には3種のチーズに切り替わっていたと思われる。当時古本屋で仕事をしてた俺は通常深夜1〜2時、下手すると4時くらいに帰宅を始めていた。結果帰りに食う飯は週3くらいはすき家だった(どんな食生活だ)。少なからず2007年後半か、遅くとも2008年初頭にはこの組み合わせを知ったハズだがあまり大手を奮って頼めるものではなかった。

何故ならばこれを頼んだ時の店員さんのギョッとした感じや、「え、とりそぼろ丼にチーズですか?」と聞き返される率の高さや、新人さんだとちょっとお待ち下さいと先輩に聞きに行ったりと、向こうのオペレーションを崩してしまう感じになるのが申し訳なくてなぁ。こっちもいたたまれない気持ちになるし。

だから混雑してない時や、深夜のヒマそうな時間の時のみに頼むような感じになっていた。牛丼店の手軽さとは打って変わっての注文のハードルの高さに俺の自意識が加わり、なかなか注文できぬ場面が多かったのだった……

「スナックバス江」より

しかし望まぬとも時代は変わる。今すき家は、少なからず俺が入った数店舗のすき家はすべてタッチパネルでの注文が可能になっている。これにより、恥ずかしげもなくこの注文がいつでも可能となったのだ‼︎ 強いて言うならチーズは丼の上に乗っけてくれても全然構わないのだが、まぁ多くは望むまい。ありがてぇ時代になったぜ、こうなりゃこっちのもんだ‼︎

というワケで今回のこのとりそぼろ丼+3種のチーズ、貴方も騙されたと思って注文してみたらいかがかな? 世界が変わるかもしれないぜ‼︎

「スナックバス江」より

書かなくてもいい余談

ちなみに吉野家牛丼原理主義者どもが片腹痛いのは、奴らの好きな吉野家でもチーズ牛丼やネギ玉牛丼が扱われる時代になったことだな‼︎ 永遠にトッピング牛丼の旨さを知らずに天に召されるといいですね‼︎

「スナックバス江」より






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