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ほんとうのこと

私はときどき夫に短い手紙を書いて、それはきっと奪われた時間を取り戻そうとしているのだと感じる。

夫はときどき私を傷つけて、ほんとうは ほんとうのことなんて知りたくない。

風景だけが真実だ。



いつか、寝ている夫の絵を描こう。

そう思ったら生き続けられる気がする。

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