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私には何かをやる資格がない

私には、何かをやる資格がない

気のきいたことが言えない、人に指示を出すのがヘタ。料理は好きだが決してうまくはない。介護の仕事に興味はあるが、体力や精神力がない。

新卒の頃、病院で看護助手をしていたけれど、適性に疑問を感じ、介護の資格取得の条件となる実務経験3年以上も持たずにやめてしまった。

それから通信教育で輸入関税の勉強をしてみたり、親に言語聴覚士を勧められたり保育士や幼稚園教諭の資格にも興味を持ってみたものの、あるのは心理学リフレクソロジーの講習修了認定や、化粧品検定1級と薬膳民間資格だけ。国家資格に類するものは、運転免許すら持っていない。

化粧品検定に関してはメーカー勤務や美容部員(いわゆるBA)の経験があったりBAに転職するなら活かせるかもしれないけれど、その経験や転職希望がなければ、活かせるのは頑張って化粧品・健康食品のテクニカルライター、適性があればYOUTUBER(ただしレッドオーシャン)といったところか。

そんな私がこの春やりたいのは、まず手帳プライベート仕事予定反省を書き留めておくこと、思っていること・伝えたいことをノートに書き出して、整理することだ。

これは実は、とあるインフルエンサーの手帳の使い方と、評論家が紹介していた人生が変わるノート術をミックスしたものだ。

私は日頃スマホのメモ帳をよく使うけれど、そのインフルエンサーいわく、デジタルアナログ両方のメモを取っておくと、頭に入る量と質が格段にアップするのだそうだ。

手間がかかり効率が悪いように思えるが、デジタル入力に手書きを追加することで、確実に内容を整理して覚え、説明することができるようになる。

頭の中でいろいろ考えて、その場でスマホにメモしてみても、総合的、客観的にとらえることはできない。ノートに書き出して、線や図を入れてみて初めてメモに意味が生まれることがあるのだ。

何かをやりたいなら、それについて考えるだけでなく、書いて整理する段階、やってみて気づく段階がある。

私の初めての社会人経験は、正しい手洗いを習うところから始まった。

「腕時計や指輪を外して手を濡らし、ハンドソープ1プッシュか石けんを泡立て、手のひら・手の甲・指と指の間、指先、爪の間をよく洗ったら、親指を反対の手で握りねじり洗いし、手首も洗って、流水で流してからペーパータオルか清潔なハンカチで水気をふき取る」

春がきて職場に新しい人が入ると、誰かがこの手洗い方法を教え、習う。それはずっと行われてきた。

毎日、当たり前のように手を洗っているけれど、正しい手洗いの方法を学び、それを文章で説明しようとすると、介護・医療や調理の従事者以外の多くの人は、正しい手洗いができていないのだろうと気づく。

私にできることは少ないが、たとえば私にも正しい手洗いの方法を教えるくらいはできる。

これからそんなふうに、思っていること、伝えたいこと、やりたいことを手帳ノートに書き出しておきたい。

#この春やりたいこと

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