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うつとアルコール

 何年かぶりにアルコールを飲もうと思う。うつ病の薬にアルコールとの併用は避けて下さい、と書いてあるにもかかわらず。
 妻が仕事でうまそうな酒蔵に行くというので、ついでに一番小さい瓶を買ってきてくれるように頼んだのだ。
 これまでは説明書を真摯に受け止め、飲んでいなかった。副作用として、酔いやすいという面があり、肝臓にも負担がかかる。
 ちなみにうつ病の薬は5種類飲んでおり、それらについてBardGoogleに聞いてみた。それによるとどれも「中枢神経抑制作用が強く出るため、意識が朦朧としたり、ふらついたりすることがあります。また意識障害や呼吸停止などの重篤な症状が出ることもあります」と返事が返ってきた。
 要するに酔っぱらうということだ。最悪呼吸停止で死ぬかもしれない。命懸けである。
 おちょこ一杯程度なら問題なかろう。実際ググって見ても、うつの薬とアルコールを併用している人はいるみたいである。余程肝臓が悪いか、酒が弱いかでないかぎり大丈夫だろう。数年ぶり、5年ぶりか。バセドウ病以来だから。あまり心配はしていない。5年振りでは体がびっくりするかな。少し不安もある。でも美味い酒は飲みたい。今夜、妻が帰ってくる。お酒をお土産に持って。楽しみこの上ない。

 妻が帰ってきた。お酒をおみやげに。ぐい吞みしかなかったので、ぐい吞み一杯だけに留めようと、酒を注ぐ。
 5年振りの酒だ。どんな感じがするだろうか。・・・舐めるように飲む。うまい。うまい。美味い。美味い。ゆっくり呑む。味をかみしめながら。
 一杯だけにしようと思っていたのだが、我慢できない。2杯目までなら大丈夫だろう。辛めのお酒が空っぽの胃に染み渡る。五臓六腑に染み渡る。駄目だ、我慢できない。火がついてしまった。でもこれ以上はやめたほうがいいのかもしれない。3杯で終わりにしよう。そして気持ちよく眠ることにしよう。本当に本当にこれっきりです。
 純米吟醸百合仕込み。3杯目頂きました。吞みながら書いてます。これで夜中に目が覚めずに、ゆっくり眠れます。(逆効果かな)朝になってみないとわかりません。
  結局22時くらいに寝て、23時半に目が覚めた。変わらん。もう1度寝る。夜中の2時に目が覚める。もうお目目パッチリである。起きる。2日酔いも何もない。いつもとかわらない。体組成計に乗る。幾らか体重が増えている。といっても酒のせいではあるまい。体脂肪率も上がっている。これは酒のせいだろうか。今夜はやめておこう。これでは益々太るばかりだ。でも多分飲んでしまうんだろうなあ。

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