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真珠婚式

 2月20日は結婚記念日である。30年目である。真珠婚式であるらしい。真珠を贈る風習が英国ではあるそうだが、日本ではそうあらねばならないわけではなさそうだ。
 

 上記記事冒頭に誤りがある。再来年が30周年で真珠婚式と書いているのだが、結婚したのが、1993年なので、今年が真珠婚式である。お祝いは妻が突発的に仕事が入ることがあるかもしれないので、旅行等の予定も組めない。だから特別何もない。プレゼントも未定である。
 結婚と同時に僕は父親になった。実は我が家はステップファミリーである。妻が再婚で、年上である。子連れであった。男の子と女の子と。
 男の子は知的障碍者で、小学校1年生レベルの知能しかない。現在、就労継続支援A型事業所で働いている。障害年金も合わせ、いっぱしの収入はある。それで一時期独り暮らしをさせてみたのだが、見事に失敗した。具体的には触れないが、ただ一人で暮らすには無理だった。一生誰かが面倒を見なくてはならない。女の子は立派に自力で大学院まで出て、現在京都でバリバリ働いている。
 妻と僕の間に生まれたのは男の子であるが、この子は難関公立高校に合格するほど優秀であったのだが、大学院在学中に双極性障害になり、精神障碍者となった。それについてはおいおい書いていくつもりだが、僕もうつ病で精神障害者なので、我が家の男は3人とも障碍者である。息子は現在、障害年金を申請中である。就労支援B型の事業所に毎日2時間通っている。今年からA型の施設へ行く予定であるが、将来はちゃんとしたところに就職を希望している。
 結婚30年の間にいろいろあったが、まだまだ子供が独り立ちできていないので、老ける訳にはいかない。

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