大河ドラマを語る(いっちょまえに)

 先日、朝ドラについて書いたので、今回は大河ドラマについて語ろうかと思う。
 来年の大河は「どうする家康」である。タイトルからして面白そうだ。何といっても私の好きな有村架純が築山殿になるので楽しみだ。あまりいい役ではないが、新しい築山殿のイメージをつくってくれそうだ。
 大河ドラマといえば、1番人気があった(視聴率が高かった)のは「独眼竜政宗」だそうだ。世界的俳優にまで上り詰めた渡辺謙の出世作だ。
 今はBSとかNHKプラスとかがあるので、視聴率の判断も難しいところだろう。指標にはなりにくい。「いだてん」などは視聴率が低くてBSで何度も放送されているから、意外と結構な人が見ているのかもしれない。大河ドラマとしては異色で面白かったと思うのだが。
 大河ドラマで最も出演が多かったのは(私が数えたので確かではないかもしれない)徳川家康であった。主役では家康と豊臣秀吉が同数でトップであった。だいたい家康はこの前の「青天を衝け」でも時代が違うのに出てきて、いささか興ざめしてしまったのだが、徳川300年の礎を築いた人なので、歴史もので登場が1番多いというのも頷ける。
 ついで俳優の出演回数では、カウントはできないので、印象だけでいうと、西田敏行であろう。登場も主役も多分1番じゃなかろうか。勝手な憶測ではあるが。
 大河ドラマといえば、配役に歌舞伎役者が多いのも特徴だ。これは大河ドラマ初期(最初の頃は大河ドラマとはいわなかったらしい)の頃、配役を探すのに、映画俳優は映画会社が押さえていて、出演させてもらえなかったため、歌舞伎役者に声を掛けたのが始まりで、今も慣習として、それが続いているようだ。
 また最近では女性の主役が増えてきている。1番古いのは「三姉妹」で昭和42年の作品で明治時代初期の話だ。これは置いといて、この20年で見れば、7作品が女性が主人公である。なかでも「篤姫」「八重の桜」は好評だったのではないか。宮崎あおいが可愛いだけでなく毅然とした役を見事に果たした。綾瀬はるかの新島八重役も、これまでの八重の印象とは違ったイメージのものを出せてよかった。
   個人的には山本覚馬を演じた西島秀俊が気に入っていた。
   さて再来年の大河はどうなるのでしょうか。そろそろ発表があってもいいと思うのですが、如何に。

    それにしても前回の鎌倉殿の13人は衝撃的でした。上総の介が殺されるシーンです。名優佐藤浩市がよかった。これからの展開に目が離せません。
 
 
 

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