豆苗
真夜中のキッチンで、プーンとモヤシの匂いがした。何だろう、と思えば、豆苗だった。妻が買ってきたものを、切って食べては、成長させて食べる繰り返しで、栽培しているのである。
手入れは簡単である。買ってきたPC容器に少量水を入れて、その上に根をのせるだけである。あとはキッチンに置いておくだけでいい。特にお日様に当てる必要もない。上手に育てれば、何度でも収穫できる。もともと安いうえに何度も食べれるとは、これほど経済的なものはない。
昨今、葉物野菜が高くて、買うのを躊躇う。こういうものがあれば経済的にも助かる。
ちなみにこいつを上手に栽培していけば、エンドウ豆ができるらしいが、キッチンの水栽培では無理であろう。何回収穫ができるかしらないが、2度までは簡単らしいが、3度目以降、雑菌が入りやすいようだ。
もともとは中国で高価な野菜だったらしいが、日本の工場で大量生産して、価格が安く安定供給できるようになってからは、財布の味方となった。
先日業務スーパーで、小さいレタスが、1玉税別99円で販売されていたので、2玉買った。思えば懐かしの味であった。高くて買えなかった。某スーパーの半額である。昔は、もっとでかいこいつの2倍くらいするレタスが99円税込みで売っていたのに、そう思えば、本当に高くなったものだ。
キャベツもコスモスでさえ税込み158円する。よそでは税込みでは200円を越す。
そんな時代に豆苗である。貝割れもある。スプラウト類が家庭を救ってくれている。
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