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玄米

 中津の道の駅に寄った時、初めて玄米を買った。30kg。なぜに突然思い立ったかは忘れたが、安かったのと、マズければ、精米すればいい、くらいに思って買った。
 僕には好評であった。健康にもいいし、いいところずくめである。家族は白米の方がよかったように感じたが、そこは亭主の好きな赤烏帽子である。
 京都にいた娘にも玄米を送ったが、思いのほか不評で、帰省の際に持って帰ってきた。多分炊飯器に玄米モードがついてないので、それでうまく炊けていないのではないかと思ったが、彼女が帰省の際は白米を食べるようにした。
 以来、何年経ったかは覚えていないが、我が家は基本玄米を食べるようにしている。精米した新米の甘い美味さはないけれど、ビタミンミネラル食物繊維が豊富で完全栄養食である。健康にはいいのである。
 ダイエットにもいいらしい。食物繊維が豊富なため、よく噛んで食べないといけなくなるので、それで満腹中枢を刺激して、過分に食べなくなるからだという。僕の場合、早噛みなので、あまり当てはまらないかもしれないけれど。
 それに息子はいつの間にか肥満気味になってしまっているし、僕も仕事を辞めてから体重が増えた。妻は仕事でホテルの食事を取ることが多いので、白米にご馳走だから、これまた体重が増え気味である。ちなみに妻はバスガイドをしている。
 徳川将軍家や江戸の住民は白米ばかりを食べていたため、脚気になって、最悪死に至ることもあった。徳川家茂あたりがそうである。江戸煩いといわれていた。薄々医者の中には白米が原因であろうということに感づいた人もいたらしいが、白米のうまさに、今更玄米かよ、みたいな雰囲気だったのであろうか。
 ともかく我が家では今は30kgの玄米を楽天市場で注文して運んでもらっている。毎度、30kgを1梱包にして送ってくるので、配達屋さんには気の毒だが、それで3ヵ月足らずの量である。楽天ポイントを増やして、クーポン使って、それで米を買っている。
 
 
 

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