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「新しい時代の働き方について考える」

こんにちは。Business Development & Strategyの大野です。
以前は、私たちには働き方の選択肢がなく、「出社して働く」という1択でした。私もかれこれ20年以上働いていますが、何の疑いもなく、片道1時間ほど満員電車に揺られ、通勤していました。未曾有の社会情勢の中で人々の価値観が大きく変わる中、今後の働き方はどう変化していくのでしょうか?

<筆者プロフィール>                                                       事業開発と戦略プランニング担当                   小学生の娘2人の父親                       (在宅のおかげで、小6娘の父親離れを先延ばしにできている?)    趣味は、キャンプ、銭湯、ウイスキー(痛風のため)

「新しい働き方」のガイドライン

世界中で新たな働き方を模索する中、私たちの会社でも「新しい働き方」のガイドラインが発表されました。

「ビジネスニーズに根ざし、そして、個人の働き方の好みを考慮した、ハイブリッドで柔軟なモデルを採用する。」

これは、業務上の必要性を前提におき、出社するかしないかは、個人で選ぶことができる。つまり、業務が滞りなく遂行されるのであれば、毎日出社してもよいし、毎日在宅してもよい、というものです。

このガイドラインを決める上で、事前にグローバル全体で以下のアンケートを行いました。

ー今後、あなたは、どのくらいの頻度で会社に出社したいですか?    結果は以下のようになりました。
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・週5日出社したい:回答者の3%
・週1〜2日出社したい:回答者の52%
・月1〜2日出社したい:回答者の22%
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*北米、EMEA、南米、APACの従業員に調査

過半数の人が、「週1〜2日出社したい」という結果でした。国により若干の違いはあるかもしれませんが、世界中の人々が同じ感覚なんですね。とても興味深く感じます。この「新しい働き方」は来年2022年1月よりグローバル全体で適用され、2022年下半期にレビューを行うことで試行錯誤しながら、最適な働き方を作り上げていく予定です。

強制的に上書きされた自分の価値観

未曾有の社会情勢の中、2020年2月に原則出社禁止となり、2021年11月の今日までの間で、私が出社したのは僅か2回です。基本、ミーティングはオンライン会議で行い、それ以外はSlackやメールでコミュニケーションをとっています。この経験を通し、私が思う在宅勤務のメリット・デメリットを書いてみたいと思います。

<私が思う、在宅勤務(=リモートワーク)のメリット>
・通勤がなくなった(約2時間削減/日、体力的にもラク)
・ラフな服装で仕事ができる(リラックス)
・海外チームとの時差のあるミーティングにも対応可能(早朝or深夜も対応できる)
・効率的に商談や会議を行うことができる(通勤以外でも、移動の時間がない)
・家族との時間が増えた(ワークライフバランスがとれる)

<私が思う、在宅勤務(=リモートワーク)のデメリット>
・30分刻みでミーティングが繋がって入ることがよくある(会議が多くなりがち)
・創造的な深い議論をするときは、少しやりづらい(対面の方がよりスムーズ)
・会議の内容が中心になりがちで、雑談が少ない(個人差あり)
・業務で関連する人以外とのコミュニケーションが少ない(偶然の会話がない)
・ついついお菓子を食べてしまう(会社だと食べなかったのに、なぜだろう?)

ちなみに、通勤(=直接対話/リアル)のメリットとしては、以下があげられると思います。
・同じ空間で会話するため、コミュニケーションしやすい(対面>オンライン会議)
・雑談しやすい(個人差あり)
・業務で関連する人以外とのコミュニケーションがとれる(偶然の会話が生まれやすい)

取り留めなく書いてみましたが、在宅勤務にもメリットとデメリットがそれぞれあります。私たちの会社としては、今後働き方を自由に選ぶことができるので、個人的には、在宅勤務と通勤の良い所を組み合わせ、在宅勤務をベースとしつつも、パートナー様やお客様との商談や会議は直接訪問し、コミュニケーションを充実させたいと考えています。在宅勤務の効率性を継続しつつ、直接対話の創造性や、情緒豊かな生の楽しさを徐々に戻していき、ハイブリッドな新しい働き方を作っていきたいと思っています。
また、社内でも日程を決めて、定期的に皆で集まれる機会をつくっていきたいと思います。

画像_通勤電車

最後に、、、先日、お客様の会社を訪問しました。電車で往復2時間、ミーティング1時間の計3時間を要しました。久しぶりにスーツを着て革靴を履いて歩き、とても疲れました。オンライン会議であれば、1時間で済みます。効率性だけで考えると、訪問(計3時間)<オンライン会議(1時間)です。
ただし、直接コミュニケーションできたことにより、お客様との会話も盛り上がり、脱線もたくさんして、それがまた良い話に繋がり、非常に良い議論をすることができました。何より、私自身がとても楽しく、充実した時間を過ごせました。帰宅後、適度な疲労感もあり、ビールがとても美味しく、幸福感を強く感じました。効率性は勿論大事です。ただし、それだけでは心が満たされず、やはり効率性に+αが必要だと改めて感じました。

*Boundless株式会社(バウンドレス)は、米国に本社を置くYahoo Inc.の日本法人です。

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