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コロナ禍、過去最高の売上だった飲食店【3つの理由】

【コロナ禍】令和2年12月。
年末の売り上げのほとんどを占める宴会が1回もなかったにもかかわらず、過去最高の売り上げだった3つの理由。

≪理由1≫
高額テイクアウト
「低価格のテイクアウトには目もくれず、高価格のテイクアウトメニューをつぎつぎ作り、SNS,ホームページに投稿」

コロナ禍、テイクアウトを始めた飲食店は多かった。
しかし、高価格帯のテイクアウトを始めたお店は少なかった。
だいたいは日常的な食事の代わりになるテイクアウトを始めたお店ばかり。
そこには目もくれず、3千円、5千円を超える高価格テイクアウトメニューをどんどん作りSNSやホームページに投稿。
12月は宴会シーズン。通常ならば飲食店で5千円以上使う機会が多い月。
しかしコロナ禍。
忘年会のための積み立てはしてるものの、宴会を禁止している会社がほとんど。
積み立て金を使わないといけない反面、宴会は禁止。
そこで高額のテイクアウトがその受け皿となり、通常、あらゆる居酒屋などで分散して使われるはずのお金(積立金)が高額のテイクアウトに集中。

【売り上げが増えたポイント】
もし他店からの予約がこちらのお店に移ったとしても席数以上は取れないけどテイクアウトはどれだけでも取る事ができる。

コロナ

≪理由2≫
なくならない需要 & 必殺GO TO EAT 
「毎年ある需要をしっかり」

コロナ禍で宴会など大人数での利用はなくなったものの、なくならない需要もある。
・カップルでのクリスマスディナー
・家族、夫婦などのお祝い(誕生日、還暦、結婚記念日など)
・結婚の顔合わせ、法要(やらずにはおけない大きなイベント)
顔合わせや法要は、通常、春や秋に集中しますが、今年はコロナもあり春秋に行わえず「今年中にはしておきたいという心理」に加え「GOTOEAT」の後押しもあり11月12月に行われることが多かった。
シンプルに、GOTOEATは普段なかなか行けない高級レストランにとってかなりの追い風になった。

【売り上げが増えた要素】
・1年間できなかったイベントが12月にずれ込んだ。
・お店のスタイルがGOTOEATにフィットしていた。

≪理由3≫
高価格のメニューの選択肢を増やし、しっかりアピール
「枠を超えた選択肢を」

12月はボーナス月でもあり、コロナ禍であれ景気のいい会社もありお金を使いたい、贅沢したいお客さんが多い。
通常通りのメニューでは気づかない機会損失がうまれます。
大きなグループの集客は難しいので少人数でも売り上げを上げれて満足感があがる様、新メニューはできないにしてもできる限り高価格の選択肢を増やす。
【目指すは】
低単価、大人数 → 高単価、少人数
【選択肢を増やす】
特上にぎり(1万円) →  極上にぎり(1万5千円)
並盛、大盛 → 並盛、大盛、特盛、特特盛

【売り上げが増えたポイント】
ヒレステーキしかなかったメニューにシャトーブリアンを追加するなど贅沢したいお客さんの受け皿を作ってあげる。

≪何よりも大切なこと≫
常連さんを大切に。 
「コロナだろうがどんな緊急事態だろうが常連さんは利用してくれます。」

新規!新規! →  常連さんを大切に
広い付き合い → 深い付き合い

※12月の売り上げは過去最高
※1年の売り上げは前年と同水準。(4,5,6月は20~50%ダウン)

【3つの理由以外に必要だったこと】
・「フォロワーがいたかどうか。」
「PV数が多いオウンドメディアを持っていたか」

いくらいいメニューを作ってSNSやホームページに投稿しても見られなかったら意味がありません。
コロナ禍になるまでにどれだけフォロワーがいたか、どれだけPV数の多いオウンドメディアを作り上げれていたかが重要。


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