【番外編】健康経営って一体なに?
0.はじめに
こんちには。健康経営アドバイザー(比較的容易に取得可能ですが)のBACHIです。今回が初登場!よろしくお願いします。
今回の記事は企業間で話題になっている「健康経営」について取り上げます。世界的にも注目度があがっている「ESG」「SDGs」にも繋がる「健康経営」がどういうものなのか、どういった効果があるのか、ご覧ください。
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1.健康経営とは?
これまで企業は労働基準法や労働安全衛生法の基準を守ってさえいれば、従業員管理は十分であると考えられていました。しかし近年では、 従業員のワークライフバランスや働きがいが重視されており、「女性の活躍推進」「同一労働同一賃金」 「働き方改革」「ハラスメント対策」など、率先して従業員の労働環境改善施策を講じることが必要となっております。その一環として、従業員の健康管理を経営課題とし、戦略的に取り組む経営方法、「健康経営」が、日本の抱える問題・各企業の課題に対しての解決策に繋がり得る為、注目されはじめました。
(1)日本の抱える問題・課題
皆様ご存じの通り、日本では少子高齢化が進んでおり、その影響で労働市場に人員が不足している、従業員の平均年齢が向上している、医療費の増大など、様々な課題が発生しています。
(2)課題を解決する健康経営
それらの課題を解決できるのが健康経営であり、3つの効果があります。
社会的評価と企業イメージの向上
労働生産性の向上
健康保険組合の支払い保険金低減
(3)健康経営はコストの3倍リターン!?
ジョンソン&ジョンソングループが、健康リスクのある従業員への運動プログラムの提供や禁煙支援をした結果を試算したところ、投資1ドルに対し、3ドルのリターンがあったとの調査結果が示されています。
2.健康経営銘柄と健康経営優良法人認定制度
「健康経営銘柄」と「健康経営優良法人認定制度」は、経済産業省が、健康
経営を実践している優良な法人を顕彰する制度であり、健康経営が進んでいる企業を「見える化」したものです。
(1)なぜそのような制度ができたの?
この制度の狙いは2点ございます。
「〇〇に取り組んだら健康経営と呼べる」という指標をつくることで、健康経営の概念を分かり易くし、取り組みやすいようにした。
健康経営に取り組んでいる企業が社会的な評価を受けやすい環境を整備し、健康経営を推進させようとした。
(2)健康経営銘柄・健康経営優良法人認定企業の違いは?
健康経営が進んでいる企業、という意味では2つの制度に違いはありません。ただ、企業の業種や従業員人数などの企業規模によって段階を分けて、認定項目や認定の難易度が異なっています。
(3)健康経営に取り組む企業の離職率
健康経営の取り組みによって、人材定着が期待できる旨を記載しておりましたが、健康経営優良法人・健康経営銘柄の認定法人は離職率が低いことがわ
かっています。
その他、健康経営を進めていくことで、肥満者割合や高血圧者割合低下、平均病気休暇取得日数の低下、プレゼンティーイズムの減少による労働生産性向上など、具体的指標改善にも繋がることがわかっています。
3.SDGs・ESGに繋がる健康経営
(1)SDGs
Sustainable Development Goals、持続可能な開発目標という意味で、2030年までのグローバルな課題解決に向けて、世界の全ての人が協力して達成しようとする17のゴールです。経済産業省などは、健康経営の取り組みが17のゴールの内、以下3つのゴールに繋がると示されています。
(2)ESG
ESGとは、環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の頭文字をとったものであり、企業から発信される非財務情報。健康経営は従業員という企業にとって重要なステイク・ホルダーへの投資であり、これらは、「S」や「G」に位置づけられます。
このように健康経営に取り組むメリットは多々あります。
ぜひ自らの企業で健康経営を推進してみてください。
最後までご覧いただきありがとうございました。
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