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#232 バンド論67|PUFFY

バンド論ですが、バンド紹介は一旦お休みして、90年代後半のJ-POP黄金時代でしばらく尺を稼ぎます。
てなわけで次はPUFFYをご紹介。

PUFFYは中1の頃にデビューし、中1〜3くらいまでは割と第一線で活躍してましたね。日本中の男子中学生はみんなこぞって"アミ派""ユミ派"に分かれたものでしたが、当時の僕らが出した結論は、"付き合うなら亜美、ヤルなら由美"というシンプルかつ、究極の真理だった気がしますね笑
そして、この真理を色んな所で聞いた記憶があります笑

で、この時期は前回の手記で紹介した小室ファミリーのごとく、空前のプロデュースブーム。小室プロデュース、小林武史プロデュース、織田哲郎プロデュースなど、世のプロデューサーたちがこぞって、若いチャンネーに曲を提供して、ヒットさせるという動きがあったんですね。

で、これに乗ったのが奥田民生。当時まだ31歳とかと思うと考えられん笑
そして民生のテキトーさ、脱力さ加減、ビブラートなどを踏襲したPUFFYは、今までのシーンになかった自然体が逆に新鮮とか、そんな感じの価値観でシーンを席巻しましたね。
民生より余裕で売れてたらしいですし笑

なんだかんだで初期の曲しか知らなかったりするんですけど、それでも誰からも好感を持たれている、そんなユニットですね。


PUFFYの思い入れのある曲BEST10

10位 これが私の生きる道

まずはこれでしょう。
スマッシュヒットした1stシングル「アジアの純真」の次という注目を浴びた中でリリースされた当曲ですが、資生堂のCMに使われ、この曲名を漢字に私生道(しせいどう)と、ゴリゴリのタイアップから生まれた曲と推察されますね笑

近頃私たちはいい感じ 悪いわね ありがとね これからもよろしくね

歌詞とかこんな感じでクソ適当なんですけど、その辺が売れた所以でしょう。
そしてこの曲を聴くと同世代の人間は、めちゃイケで雛形と紗理奈がパロってたのを思い出すと思います笑


9位 サーキットの娘

これも適当な曲ですね笑
これは民生もカヴァーしていて、そのバージョンも好きだったりします。
Bメロの「での〜」の部分なんてまさに民生。完全なる民生です。
確かこの曲は3rdシングルだったと記憶してますが、勢いそのままこれも売れましたね。


8位 愛のしるし

このシングルあたりから民生プロデュースから離れて、この曲はスピッツの正宗が提供した曲ですね。
まさにスピッツ、That's スピッツ!という感じで、スピッツが提供したらこんな感じになるんだなーと思った記憶がありますね。


7位 君とオートバイ

この曲はなんとミッシェルのチバが提供するという滅茶苦茶な曲なんですけど、残念ながらBOOWYの項でも触れたように、完全にdejavuを感じる曲なんです。
まぁ名曲の王道コードがあの曲なので、無意識に似ちゃうとかそんな感じなんでしょうけど・・・
ただ、その辺を度外視して聞けば、普通にカッコいい曲ですね。


6位 V.A.C.A.T.I.O.N(由美ソロ)

これは確か97年とかだったと思いますが、1回聴いたら100%覚えられる曲で、とにかく色んなところで流れてて、よく聞いた曲でした。
とにかくゴキゲンな曲ですね。
僕は最初は由美派で入って、ちょっとしたら亜美派になったんですけど、この曲あたりでまた由美派に戻る節操のない感じだった記憶があります笑


5位 渚にまつわるエトセトラ

これは1stのアジアの純真に続く、作詞:井上陽水、作曲:奥田民生のゴールデンコンビ。ただ、アジアほどはスパークしませんでしたね。
陽水も気持ち、手を抜いていたのではないでしょうか。
サビで「カニ食べ行こう」ですからね笑
故に、往年のサマーチューンにまではあと一歩届かなかった感がありますね笑
ただ、この曲はいまだに料理番組とかでカニが出てくる時に使われるので、ニッチなところは攻められてはいますね笑


4位 Security Blanket(亜美ソロ)

そしてこの曲はおそらくほとんどの人が知らない曲だと思いますが・・・聞いてみたら一発で分かる人は分かるギターサウンド。
そう、この曲、まさかのken yokoyama a.k.a  Hi-STANDARD が作曲提供した曲なんですね。
元々ケンと亜美は交友があり、ケンのソロの1stで2曲くらい亜美がコーラスとか冒頭の語りとかで参加してたり、PIZZA OF DEATHのケンのコラムで昔対談してたりもしてましたね(今は見れない模様)
途中で速くなったりしないんですけど、ケンが作った曲だなーと思う1曲です。


3位 海へと

民生の項でも紹介しましたが、メチャクチャいい曲ですよね。
こういう曲をサラッと提供しちゃうあたりが民生の欲の無さだったり、魅力だったりしますね。
とにかくAメロからいいんですけど、途中の「打ち寄せる〜」の部分、ここがサビなのかBメロなのか理解が分かれるところだと思いますが、その辺がすごい好きです。


2位 MOTHER

この曲も素晴らしいですね・・・
マジで民生がサラッと素晴らしい曲を作ったという感じなんでしょう。
とにかく歌詞もメロディもメロウで秀逸で、とにかく染みる曲です。

そしてこの曲が確か5thシングルだったと思うんですけど、これまでアゲアゲだったPUFFYがちょっとゆったり目の聴かせる系の曲に初チャレンジした曲ですね。

LOW IQ 01もトリビュートでカヴァーしてるんですけど、カヴァーの天才の01もこの曲は素材の良さをそのまま使ったって感じでしたね。


1位 アジアの純真

そして1位はやはりこれでしょう。
当時、中1の頃に聞いて、この曲はかなり衝撃でした。「絶対売れるな」と思いましたね。

当時まだユニコーンを知る前だったので、ヒゲとボインとの類似性までは分からなかったんですが、言われてみたら確かに似てるなと思ったものでしたが・・・笑

とにかくもう何を言っているかわからない歌詞なんですけど、メロディが良すぎてそっちに引き込まれちゃうんですね。
サビも「白のパンダをどれでも全部並べて」とか、意味分からんですもんね笑
ただ今久しぶりに改めて聞いて、良い曲だと深く感じましたね。



そんな感じでPUFFYについて語りましたが、やはりPUFFYは緩くていいですね。ライブとかでも絶対盛り上がるし、一度見てみたい限りです。


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