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ぼうさいこくたい2023@横浜 にいってきました〜イベントレポート02〜

9月17日・18日に開催された「ぼうさいこくたい2023」。
今回で8回目をむかえる日本最大級の防災イベントの参加レポート第2弾をお届けします。


大阪府立水都国際中学校・高等学校防災部(水都国際防災部)

防災士資格を持つメンバー6名+顧問の先生1名が17日(日)に横浜入り。ぼうさいこくたい2023会場において活動の発信を行いました。

水都国際防災部グローバルユース防災サミット実行委員会の主要メンバーとして2021年から活動を開始。当時は中学1年生だったメンバーもすでに高校1年生。自分たちの活動の延長線上に防災キャリアをしっかり位置付け、全国から集う防災関係者と積極的に意見交換を行いました。

また、会場ではグローバルユース防災サミットの今年のテーマである世界3カ国での防災意識調査も実施。お互いの国の防災意識の違いや共通点を明らかにし、世界的共助の実現に必要なキーワードを導き出します。

よんなな防災会、よんなな防災会女子部、よんなな防災会学生部

47都道府県の公務員をはじめ、民間・学生(中学生〜大学院生)等幅広い方々が有志で参加し、防災・減災をキーワードに、勉強会や交流会等を通じて学び合い、繋がりを深めていく会。現在、約1,700名のメンバーが所属しています。

学生部は「よんなな防災会」を母体とし、全国で防災研究に携わる学生や、防災に関心のある学生が集い、交流を図る会。現在、約80名の学生(中学生〜大学院生)が参加。

ぼうさいこくたいでは、学生たちが防災に関わる中で感じたこと、将来の夢などを書き込むボードを設置。進学や就職など未来の自分と防災の関わりをしっかり意識した意見が多く、感動しました!

女子部は「よんなな防災会」を母体とし、全国の自治体で防災担当部局に勤務する女性職員や民間の防災団体メンバー、学生などが参加し、女性や男女共同参画の視点に配慮した防災・減災をキーワードにつながり、深めていく会。現在、約250名を超えるメンバーが参加。

ぼうさいこくたいでは「私の推し冊子」と題して、内閣府防災担当や男女共同参画局をはじめ、全国津々浦々で防災に取り組む子育て団体などが制作する冊子やパンフを自由に持ち帰るブースを出展。混雑していない時間帯がないほどの賑わいでした。

「ぼうさい」を多角的にとらえるポスターセッション

そのほか防災・減災にまつわるさまざまな知見がポスターセッションによって発表されていました。

こちらは取り組んでいる「BOSAIユニバーサルデザイン」にも関わりが深い、留学生の方々への災害情報にまつわるもの。

日本語の習熟度と避難所の場所を把握している割合についての相関や、文字の表す意味が似ている災害が間違いやすいといった実態をアンケートをもとに導き出していました。

「見えない危険から見える安全へ」と題したこちらは、蛍光色の視認性に着目したもの。一般色よりも情報伝達に適したカラーとして、実物の蛍光塗料とともに紹介されています。

屋外に設置するとなると退色の問題もありそうですが、実際照度の低い廊下では蛍光色のシートはかなり目立っていました。

目の見えづらい方への情報伝達や避難所での助け合いなどのポスター。単に目が見えづらい、といっても様々な症状があり、適切な支援の方法も変わってくるようです。実際のパンフレットの誌面のデザインもありこちらも非常に参考になるものでした。

おわりに

今年は1923年に発生した関東大震災から100年の節目にあたります。このイベントを通じて、過去から学び、次世代につなげる大切さを再認識し、防災意識の向上と助け合いの重要性を改めて感じました。

「ぼうさいこくたい2023」をきっかけに、わたしたちTEAM BUDも、一人ひとりが備えを育み、共に支え合う安全な社会を築くために活動を進めていきます。


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