駄作を書く勇気
駄作を書こうと思って筆を取るような人間は、おおよそ希少種と呼ばれる存在なのだろう。
しかし、既存のやり方に束縛された成功者であればあるほど、自由をもとめて彷徨い。失敗できない環境に身を置かれているのも、また事実なのではないだろうか。
駄作を書く勇気があれば、もっと自由に楽しく文章を書き連ねることができるのかもしれない。
でも、見てくれる人がいると思うと。その罪悪が僕の筆を重くする。傲慢だろか。
もちろん、なにも積極的に失敗がしたいというわけではない。
ただ次の希望を、可能性をこの目に拝みたいだけなのだ。この先には一体、どんな世界が待ち望んでいるのか。
まるで自分だけが周囲に置いてきぼりをくらっているかのように、足がもつれて孤独感を覚えている時間が一番の苦痛なのだ。
自己肯定感、自信、自尊心、なんだっていい。僕らに本当に必要なものは、そんな結果として他人から得られるものではないはずだ。
プロになればなるほど、必要に駆られてしまう「失敗する勇気」。でも、本当はそんなものは必要なかったのかもしれない。
もっと自然に、もっとありのままに、もっともっとずっと自由奔放な。
あなたらしさこそが、真の芸術なのだから。
体力的に、サイトを辞めるか本業に従事するか、そのうち決めるときが必ず来ると思います。もしサポートがあれば、そのとき独立するための原資として使用したいと思います。