#ADHD
ボクは愛に殺される①
【プロローグ】
……暗く、ただ暗く、虚しい時間が流れている。
どこだろう、ここは。
何もなくて、何も見えなくて、それに…
動けない。
圧迫感? まるで闇に一人、ぎゅうぎゅう詰めにされてるような。
怖い。恐い、こわいコワイこわい………
独りでここにずっといるなんて。苦しい。
──そっか。
これはきっと。
自分で自分の命を絶った『罰』なんだ──
ボクは愛に殺される③
【二章】
ある時、ボクが作曲の先生に曲を流して聴いてもらっていた。
ボクは学校でよく思われてないみたいで、みんなとの付き合いを諦めていた。
だけど作曲に関してだけは誰よりもストイックにやろうと思って、いかなる批判も覚悟して、誰よりも曲を先生に聴かせに通った。
運命の出会いってこういうことを言うのかな?
見知らぬ…同性の…先輩?が、曲を流しているのを熱心に見ていた。
それも、何曲も、何十分も、