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ソーシャルビジネスフェス HOPE2023に代表李が登壇しました!

みなさん、こんにちは!
ボーダレスハウスです。

今回は、先月14日(土)に神戸市甲南大学で行われた「ソーシャルビジネスフェス HOPE2023」のイベントレポートをお届けいたします!


社会課題を希望に変える、ボーダレス・ジャパン

私たちボーダレスハウスは、世界の社会課題をビジネスによって希望に変えていく企業集団、「ボーダレス・ジャパン」のグループ企業です。

※ボーダレス・ジャパンのHPはこちら

ボーダレスグループで社会課題に取り組む企業は、世界13ヵ国、全48事業。
貧困や人権、子育てやダイバーシティなど、さまざまな課題解決に向けてそれぞれの事業が日々挑戦を続けています。

そして私たちボーダレスハウスのゴールは、差別偏見のない多文化共生社会を実現すること。
その志のもと、異文化理解を目的とした国際交流シェアハウスやコミュニティプレイス「ボーダレスステーション」の運営を行っています。

今回行われた「ソーシャルビジネスフェス HOPE2023」は、甲南大学の協賛のもとボーダレス・ジャパンが主催となって実施に至りました。
たくさんの学生や社会課題解決を目指す方々が参加し、全世界から集った起業家たちの取り組みや想いに耳を傾けました。

V字回復を遂げた4名の起業家たち

当日はトークセッションや起業家のピッチスペース、出展・展示エリアなど、さまざまな企画がイベントを盛り上げていました。

そして我らがボーダレスハウスの代表・李もトークセッション第2部のパネラー兼モデレーターとして登壇!
「【V字回復×起業のリアル】共有! 倒産寸前から黒字化した分岐点は何だったのか?」というテーマで総勢4名の起業家がそれぞれの事業の変遷を語り合い、参加者と積極的に意見交換を行いました。

パネラー紹介:

・Sunday Morning Factory 株式会社CEO 中村さん
バングラディシュにおいて、現地雇用機会創出のためにアパレルブランドを展開している

・みらい畑株式会社 石川さん
「未来に恥じない地球環境を残す」をビジョンに掲げ、宮崎県新富町で腸活ミニ野菜の開発・栽培を行っている

・株式会社BORDERLESS FARM代表取締役 川北さん
ミャンマーの小規模農家の収入創出のため、ハーブや野菜の栽培、商品のOEM販売を行っている

・ボーダレスハウス株式会社代表 李成一

平坦な道はない、紆余曲折の経営

写真左から:中村さん、川北さん、石川さん、李さん

最初のトークテーマは「これまでの事業の変遷とV字回復へのビジネス転換」
それぞれの事業状況をグラフで示した業績マップを掲示し、スタートから今日に至るまでどのような壁にぶつかり、どう乗り越えてきたのかをシェアしあいました。

ボーダレスハウスとして、大きな壁になったのは新型コロナウィルスの到来。
国際交流へのこだわりから、各ハウスの入居者の比率を、日本人と外国人が対等になるように徹底しているため、海外からの渡航が徹底的に制限された前代未聞の事態に大打撃を受けました。

親しい友人と握手をすることすら憚られる時代に突入し、ましてや一緒に住むということへのハードルは一気に跳ね上がりました。
入居者はいないけれど不動産賃料は常に発生し続け、赤字を垂れ流す日々。
とはいえ外国の入居者を迎えるためのキャパシティに日本人を迎えるのは、私たちのポリシーに反する。

それまで130棟までに展開していたハウスは、固定費削減のため60棟近く撤退。
補助金をフル活用して人件費もなんとか補填。
「いつかきっとまたたくさんの海外渡航者が戻ってきてくれる」
そう信じて3年もの間、ひたすら固定費を削減し耐え凌ぎました。

※当時の想いは代表李のnoteでも熱く綴っております。
合わせてご一読を!

V字の谷で見出した事業価値と、経営者としてのあり方

苦しい日々の中でも、新たに学び気づいたことが2つあったと李は語ります。
そしてその1つは、自分たちの事業価値を再定義できたことでした。

外出自粛やリモートワークの定着で自宅で過ごす時間が増え、一人暮らしの方は今まで以上に孤独を感じやすくなった昨今。
ボーダレスハウスにも社会人の方は多く入居していますが、自宅で仕事をしながらもリビングに行けばハウスメイトと交流ができ、あたたかなつながりを持てることへの価値は、より大きさを増しています。

そしてコロナ禍により、留学のチャンスを失ってしまった学生にとっても、国内にいながらにして国際交流や英語を中心とした言語学習の機会を持てるボーダレスハウスの意義は大きなものだと痛感するように。

やはり私たちの事業は今後も残すべきだと再確認し、苦しい時期を乗り越える決意を固めることができました。

そして2つ目は、弱みを曝け出すことの大切さ
それまでリーダーとは、メンバーを牽引し強くなければならないと考えていた李は、なかなかメンバーに弱みを見せることができなかったそう。
けれどV字のどん底の渦中で、初めて涙ながらに自身の想いを打ち明けました。
結果的に、自分自身の不安も軽減されただけでなく、メンバー全体にも事業に対する自主性が生まれ、組織として成長する大きな転換点になったそうです。

自分が思っている以上に、メンバーはリーダーに頼ってほしいと思っている。
自分1人で頑張るのではなく、チーム全員で乗り越えていく大切さを、改めて実感したといいます。

続けた人だけが結果を生み出せる

セッションの最後には、経営を通して感じた「続けること」の大切さを語った李。
渦中ではなかなか先が見えないけれど、改めて過去を俯瞰して、続けてきてよかったと心から思えると笑顔を見せました。

続けることが目的になってしまっては行けないけれど、ケジメをつけた後にもう一度立ち上がる胆力の必要性を訴えます。
「まだやれることがあるかもしれないと、模索し続けて最終的に継続した人だけが結果を出せる」
たくさんの参加者の背中を押すようにそうメッセージを残し、あたたかな拍手の中トークセッションは幕を下ろしました。



コロナ禍の大きな壁を乗り越えた国際交流シェアハウス「ボーダレスハウス」は、今日も元気に運営中。
今後もこのnoteで、多文化共生に向けての取り組みやシェアハウスの日常について発信していきます!


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