最期の時「満足だった」と思いたい
こんにちは。ぼーんぐんです。
みなさんは「人には伸びる節目」というものがあると思いますか。
この四月からみなさんの職場にもフレッシュな新入社員が入社された事でしょう。暫くの研修期間を終えると職場へ配属されます。
そうしますと昨年まで「新人」と言われていた社員が今後は「先輩」と呼ばれる立場になります。本人も何か気恥ずかしく落ち着かない感覚ですが、次第に慣れてまいりますと今まで頼りなく感じていたのに急に逞しく感じてくるのです。
不思議ですね。
そうして年数を経て、役職を頂くようになってきますと、もっと逞しさは際立ってきます。会議での発言の機会も増えてきますからアピールする場も違ってきます。
どんな職場でどんな役割を担っていても、事を成すにはそれなりの年月が必要となります。そして気付くのです。
仕事で一番大事なのは「信用」であり「信頼」なんだと言うことを。
人から「信用」を得ることは容易くありません。一歩一歩階段を上がり、地道な努力を積み重ねていくことが大切なのです。
誰しも、入社して暫くは足踏みを余儀なくされたり、周りからの思うような評価がされずに過ごす日が続きます。けれど「ある時期」へ到達するまでめげずに、ひとつのことを懸命にやっていさえすれば、それまで見えなかったものが突然見えてくるときが訪れるのです。
「人生に近道はありません」
「楽なだけの仕事もありません」
ひたむきに積み重ねる日々があって「ある時期、伸びる節目」が現れるのです。そのひたむきさこそが周囲の信頼を集め、その道で認められる存在になるのです。
先日の情報番組で、宇野昌磨さんが「自分自身が悔しい」と語っていました。かつての宇野昌磨さんは羽生結弦さんやネイサン・チェンさん陰に隠れた存在。常に二番手だったのです。
羽生結弦さんはオリンピック2連覇、ネイサン・チェンさんも世界選手権3連覇の実力の持ち主ですから仕方がないかもしれません。本人も「それでいい」と満足していたようです。
しかし後輩の鍵山優真さんが自分の成績を上回り、鍵山さんの自分への思いを知ったことで先の悔しい気持ちが現れリスクに立ち向かって自分も頑張ろうと心に誓ったと言います。
その思いとは、18歳の鍵山優真さんが24歳の自分に以前から憧れを抱いてきたと知ったからなんです。
鍵山優真さんは宇野昌磨さんを「ジャンプだけじゃなくてスケーティングやスピンなどもすごく上手な選手」と言い、跳び方を参考にした時期があったようなのです。
そんな宇野昌磨さん自身が現状の二番手に甘んじていたのではダメだと新たなチャレンジを決意したんです。その結果、先月のフィギュアスケートの世界選手権で宇野昌磨さんは見事優勝を勝ち取りました。
素晴らしい事です。
人は現状に満足して成長のスピードを緩めると、後輩にどんどん先を譲ることになります。そうではなく「自分は何のために仕事をしているのか」「何を叶えたいのか」働く意味をしっかりと意識をして心を定めさえすれば宇野昌磨さんのように優勝を勝ち取る事が出来るのです。
さあ、あなたの目標は何ですか。心にどのような強い思いを持って働いているでしょうか。
ただ環境に流されて惰性で目の前の仕事をこなしているのであれば、一度立ち止まり「これで良いのか、後悔はないか」自問自答する必要はないでしょうか。
人生を終える最期の時「満足だった」と思えるように。
みなさんは如何お考えでしょうか。
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